初めての個人所有馬ジャスタウェイがレーティング世界No.1の評価を獲得し、種牡馬に。
人並み外れた馬運の持ち主が脚本家という本業のキャリアを活かし、馬主ライフを書き下ろします。
『謹賀新年』
2018/1/12(金)
皆さんこんにちはライター大和屋です。あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。とまあ、正月気分もとっくに終わり皆さん働いているかと思いますが、年明け一発目の更新ですのでご容赦くださいませ。
さて、2018年です。クラシック戦線は言うに及ばずキタサンブラックが引退し今年の競馬界はどの馬が引っ張っていくのかなど、いろいろと興味はつきない状況ではありますが、個人的には勝負の年、僕がどうこうというわけではなくジャスタウェイにとっての勝負の年です。なんといっても初年度産駒がとうとう走り出すことになります。 勝己社長や岡田総帥との立ち話での情報によると、牧場での産駒の評判は良いらしいので、一年目からしっかり結果を出してほしいと思います。父親同様早熟という感じではないでしょうから、すぐに結果が出るかどうかはわかりませんが、ジャスタウエイ自身は2歳のうちから走っていたので子供達すべてが晩成なんてことにはならないはずです。僕所有のジャスタウェイ産駒、レイズアンドコールの2016も順調にいけば今年デビュー。すでにハロン16秒ぐらいで走っているので早いうちにデビューできるといいなと思っております。
とまあそういうわけで今年はジャス君の子供達に頑張ってもらいたい一年といってもいいでしょう。ほかにもオツウの初年度産駒や、イイナヅケ(牝5、美浦・尾形和厩舎)、マダムジェニファー(牝3、栗東・須貝尚厩舎)の巻き返しなど、楽しみにしたいことはたくさんあります。去年のようなくすぶった一年とはならずに良い年になってくれることを願います。とはいえまずは一勝したいなぁ。
2016年のセレクトセールで大和屋さんが落札したレイズアンドコールの2016
そんなこんなで今年も一年よろしくお願いいたします。今年もいろんなことが起きることでしょう。ジャス君の産駒出走一年目という大きな話題もありますし、僕の友人達の馬の話題もきっと豊富にあることでしょう。 ジュピターゴールドのシンガポールダービー、プロソフトクリーマー森川さんの愛馬、レイデオロの海外遠征や聡平君の愛馬、セダブリランテスのG1挑戦、そして友人関係みんなの愛馬、イストワールファムの動向など。他人任せになりそうですが話題は豊富にそろっていると思われます。
今年もまったり楽しく笑って過ごせればと思います。改めまして皆さん今年もよろしくお願いいたします。
了
プロフィール
大和屋 暁 - Akatsuki Yamatoya
脚本家・作詞家・ライター。若くして一口馬主に出資を始め、クラブ馬主歴2年目にハーツクライと運命的な出会いを果たすと、有馬記念、ドバイシーマクラシックを制す大活躍。しかし、ノド鳴りによるアクシデントに見まわれ、突如として引退したことに一念発起、馬主になる決心を固めた。個人馬主としては、初めてデビューを果たした所有馬ジャスタウェイが大活躍の強運ぶりを発揮。遂には、目標であったドバイ遠征を実現させ、ドバイデューティーフリー(現在のドバイターフ)を圧勝。「自らの馬でドバイを勝つという」夢を実現させたばかりでなく、そのパフォーマンスが評価され、2014年度のワールドベストレースホースランキングでは、日本馬史上初の1位を獲得している。
現在の現役所有馬はカリボール、マジカルステージ、ジャスコ、キングロコマイカイ。一口馬主や共有馬ではアウィルアウェイ、ルーツドール、イストワールファムなどに出資している。
本業ではアニメ版「銀魂」、「スーパー戦隊シリーズ」などの脚本を手がけ、2020年公開の映画「デジモンアドベンチャー」も担当。愛馬との数年間に及ぶ足跡を綿密に綴った『ジャスタウェイな本』などの執筆も手がけた。