【北九州記念】激走期すブルーデジャブ 希望は「乾いた馬場で」

20日、北九州記念(G3)の追い切りが栗東トレセンで行われた。ブルーデジャブ(セ7、栗東・大根田厩舎)は助手が騎乗して、坂路で単走の追い切り。馬場の内目を真っ直ぐに駆け上がると、4F51.8-36.7-24.0-12.1秒を記録。7月に2戦、8月にも2戦目となる過酷なローテを消化しているが、軽快な脚捌きからはデキ落ちは見られない。

「コンスタントに使ってきてるし、今週は上がりをサッと動かしただけ。それでもこの時計で動くのですからね。ええ、状態はキープできていますよ」と吉永調教助手。終い重点のメニューながら想定外の好時計に笑顔がこぼれた。

前走のアイビスSDでも11番人気ながら0.2秒差の6着など、人気以上の善戦をみせているが、現級では3着が最高着順。オープンでの結果も待ち遠しいところだ。

「あとは当日の天気ですね。最近の競馬を見ると馬場が緩いとダメみたいでしょ。乾いた馬場で走らせてやりたい」と同厩務員。考察の通り、3走前のCBC賞では中京特有の重い馬場に屈し、見せ場なく15着に大敗。今回は軽い馬場の小倉替わりとなれば、可能性は広がるだろう。