【道営記念】ウルトラカイザーがシーズン最終戦を締めくくる

11月13日(木)、門別競馬場で第57回 道営記念(エンパイアメーカー賞)(3歳上 別定 1着賞金:1000万円 ダート2000m)が行われ、井上俊彦騎手の1番人気・ウルトラカイザー(牡6、北海道・林和弘厩舎)が優勝。勝ちタイムは2.04.9(重)。

2着には半馬身差で4番人気・キタノイットウセイ(牡4、北海道・松本隆厩舎)、3着はハナ差で11番人気・コスモスイング(牡5、北海道・岡島玉厩舎)が続いて入線した。

落ち着いたスタートから先手を切ったのがニシノファイター。そこにシルクメビウスが続き、3番手にウルトラカイザー。中団にクラグオー、キタノイットウセイ、コスモスイングら。
3コーナーから各馬が早めのスパートをかけると、前の2頭を交わしてウルトラカイザーが先頭へ。後続からはコスモスイング、キタノイットウセイが猛追。逃げ粘るウルトラカイザー、追い込む2頭の激しい追い比べとなり、ゴール前は大接戦となったが、ウルトラカイザーが凌ぎ切った。

勝ったウルトラカイザーは佐賀競馬からデビュー。当地では高い実績を誇り、2011年のオッズパークグランプリではラブミーチャンの3着などの実績を残した。昨年からホッカイドウ競馬へ移籍。4連勝中の勢いままに、頂点を極めた。騎乗していた井上騎手は27年ぶり2回目の道営記念制覇となった。
同馬はJRAの重賞ウィナーであるアスカクリチャンが半兄にいる血統で、馬主は中野真吾氏、生産者は新冠町のつつみ牧場。馬名の意味由来は「超+皇帝(独)」。
なお、このレースをもって、ホッカイドウ競馬は本年度のシーズンを終了している。

【井上俊彦騎手のコメント】
「凄く嬉しいです。27年前に獲ったときはまだ独身だったので、無我夢中だったのですけれど、今回は馬が強かったです。当時は一番後ろから行って、差しきったレースでしたね。きょうは予定どおり早めにいって、ニシノファイターがしぶといので、早めにとらえようと思っていました。最後の直線では後ろからも迫っていたので、必死に追いました。
沢山重賞を勝てましたし、よい一年でした。これからも一頭一頭、大事に乗って、怪我のないよう長く乗っていきたいですね。(道営記念は)また獲りたいですね。こんな寒い日に沢山のお客さんに来ていただきありがとうございました。来年も足を運んでもらえるよう、これからもホッカイドウ競馬の応援をよろしくお願い致します」

ウルトラカイザー
(牡6、北海道・林和弘厩舎)
父:レギュラーメンバー
母:ローレルワルツ
母父:ダイナレター
通算成績:21戦16勝
(うちJRA通算:2戦0勝)

ウルトラカイザー

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