【阪神JF】最大の惑星!抽選対象ロカ「抜群の動き」で天命を待つ

10日、阪神ジュベナイルF(G1)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。1戦1勝のロカ(牝2、栗東・今野厩舎)は和田竜二騎手を背に坂路で併せ馬。同じ2歳馬を相手に終始手応えで圧倒し、4F54.8-39.5-25.2-12.5秒をマーク。最後はスッと1馬身ほど先着を果たしている。

「先週にコースでしっかりとやっているし、今週は坂路で。追ってからの反応もよかったし、抜群の動きをしてくれましたね」と今野貞一調教師も絶賛のリハーサル内容。態勢を万全に整えた上で、後は出走の可否を運に委ねるのみ。

新種牡馬ハービンジャーの仔であり、ディープインパクトの姪に当たる血統背景からも多大な注目を集めるが、デビュー戦のパフォーマンスが圧巻。道中スローからの上がり勝負を豪快に差し切り快勝。レース全体の上がりを0秒6上回る、上がり33秒2の末脚で他馬をなで斬った。

「前走は相手関係もあったでしょうが、“強い”と思わせる勝ちっぷりをしてくれました。まだ背中など弱いところはありますが、本当にいいモノをもっている馬ですよ」と開業3年目の若き指揮官は将来性にも大きな期待をかけているが、2戦目でのG1挑戦を選択した背景には、もちろん勝算があってのもの。'11年の覇者ジョワドヴィーヴルに次ぐ1戦1勝馬の戴冠に向けて、今は静かに抽選の時を待つ。

【阪神JF】出走なれば上位人気も 潜在能力秘めるロカ
:1週前追い切り後に直撃!今野貞一調教師の独占インタビュー