重賞4勝のサンカルロが引退 種牡馬入りへ

2011~12年の阪神Cを連覇するなど重賞4勝を挙げたサンカルロが、1月4日(日)付けで競走馬登録を抹消したことが発表された。

サンカルロは2008年10月に東京でデビューして新馬勝ち。マイル戦を中心にすぐさま頭角を現し、3歳4月のニュージーランドTで重賞初制覇。そこからしばらく勝鞍から遠ざかるも、高松宮記念4着、スプリンターズS3着など着実に力を蓄え、5歳2月の阪急杯で2度目の重賞制覇。続く高松宮記念ではキンシャサノキセキの2着に入りG1初連対を果たした。

その後も前述の阪神C連覇、2年連続高松宮記念2着など短距離路線の名脇役として堅実な末脚を武器に活躍を続けていたが、今年は阪急杯2着以降成績が振るわず、3度目のVを狙った阪神Cでも見せ場なく13着。これがラストランとなった。今後は北海道新冠郡の優駿スタリオンステーションにて種牡馬となる予定。

馬主は社台レースホース、生産者は白老町の社台コーポレーション白老ファーム。馬名の意味由来は「イタリアの歌劇場名より」。JRA通算獲得賞金は4億9621万5000円(付加賞含む)。

サンカルロ
(牡9、美浦・大久洋厩舎)
父:シンボリクリスエス
母:ディーバ
母父:Crafty Prospector
通算成績:49戦6勝
重賞勝利:
11~12年阪神C(G2)
11年阪急杯(G3)
09年ニュージーランドT(G2)

サンカルロ

'11年の阪神カップより


サンカルロ

翌'12年の阪神カップも制し連覇を達成


サンカルロ

6年連続出走となった昨年の阪神カップ(13着)がラストランに