トピックスTopics
【高松宮記念】国際G1馬の底力 エアロヴェロシティが混戦を断つ
2015/3/29(日)
3月29日(日)、2回中京6日目11Rで第45回高松宮記念(GⅠ)(芝1200m)が行なわれ、Z.パートン騎手騎乗の4番人気・エアロヴェロシティ(セン7、香港・P.オサリバン厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:08.5(稍重)。2着には半馬身差で6番人気・ハクサンムーン(牡6、栗東・西園厩舎)、3着にはハナ差で3番人気・ミッキーアイル(牡4、栗東・音無厩舎)が続いて入線した。
1番人気に支持されたダイワマッジョーレ(牡6、栗東・矢作厩舎)は6着に敗れた。
ダイワマッジョーレがスタートで後手を踏み最後方から。注目の先行争いはエアロヴェロシティが好スタートを切るもアンバルブライベンが押して主張。二の脚を伸ばしたハクサンムーンが2番手につけ、エアロヴェロシティ、リトルゲルダ、ミッキーアイルも好位を追走。ストレイトガールは中団からレースを運ぶ。
4コーナー手前から馬群がバラけはじめ、馬場の外めを通ってハクサンムーンが先頭で直線へ。逃げるハクサンムーンに手応え良く回ってきたミッキーアイルとエアロヴェロシティが並んで追撃。坂を上ってハクサンムーンが振り切りにかかるが、エアロヴェロシティがひと追い毎に差を詰め、半馬身交わして優勝。2着はハクサンムーンがエアロヴェロシティと一緒に追い上げてきたミッキーアイルをハナ差振り切った。
連覇を狙ったコパノリチャードは5着。道中後方の人気馬は揃って不発で、最後方追走のダイワマッジョーレは6着までが精一杯、ストレイトガールは見せ場なく13着に沈んだ。
勝ったエアロヴェロシティはニュージーランドで生産され、デビュー。香港に移籍し、5歳時の香港2013/14年シーズン頃から台頭すると、昨年10月は当地の重賞を初制覇。暮れの香港スプリントでは日本馬を相手に立ちはだかり、逃げ切りで国際G1初制覇。 その後は一戦して、2着に敗れていたが、高松宮記念への参戦を決定。レース史上初の外国馬による優勝をやってのけた。
馬主はN.ヨン氏、生産者はニュージーランドのN E Schick&S J Till。
高松宮記念の結果・払戻金はコチラ⇒
エアロヴェロシティ
(セン7、香港・P.オサリバン厩舎)
父:Pins
母:Exodus
母父:Kaapstad
通算成績:17戦9勝
重賞勝利:
15年高松宮記念(G1)
14年香港スプリント(G1)
14年プレミアムボウル(香港G2)
不慣れな左回りも楽々と克服 初の海外G1制覇となった香港のエアロヴェロテシティ
エアロヴェロテシティのZ.パートン騎手 秋の来日も示唆した
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
関連記事
- すべて
- 攻略レポート
- レース
- トピックス
- インタビュー
- 2024/5/2(木) 今週の府中は賑やかそうです【柴田大知コラム】
- 2024/5/1(水) 【かしわ記念】船橋に吹いた復活の風!川須騎手&シャマルが逃げ切りG1初制覇
- 2024/5/2(木) 【NHKマイルC】春3歳G1の優勝馬ズバリ!今週のターゲットは驚きの人気薄
- 2024/5/2(木) 【NHKマイルC】複勝率6割超えなのに人気なし!一発逆転の可能性を秘めた伏兵
- 2024/5/2(木) 【NHKマイルC】過去2年続けて連対!「東京マイル」で軍配の上がる信頼の軸候補
- 2024/5/1(水) 【新潟大賞典】前走は明確な敗因アリ!指揮官が語るレーベンスティールの手応え
- 2024/4/29(月) 【兵庫CS】勢い止まらず!エートラックスが3連勝で重賞初制覇
- 2024/4/28(日) 【天皇賞・春】不屈の帝王ここにあり!菱田騎手&テーオーロイヤル悲願のG1初制覇