連勝ストップ 9着エイシンヒカリ「これがG1の壁なのかな」

●11月1日(日) 4回東京9日目11R 第152回天皇賞(秋)(G1)(芝2000m)

2番人気に支持されたエイシンヒカリ(牡4、栗東・坂口則厩舎)は“らしさ”なく9着に終わった。
戦前は単騎逃げが想定されたが、クラレントが積極的に主張すると2番手に待機。折り合いも難なく見え、スローの流れで理想的なレース運びに思われたが、直線では為す術なく失速してしまった。

「残念。内の馬が行ったので、2番手となった。前回ほどダッシュが付かなかったしね。ただ、道中ではかからず、いい形なのかと思えたよ。でも、先頭に立つシーンもつくれなかった。これがG1の壁なのかな。改めて今後に期待したい」と武豊騎手は肩を落とした。

レース前のパドックでも逃げ切った毎日王冠時の荒々しさも見られなかった。鞍上が振り返ったようにクラスの壁か、本来のデキになかったのか、首を傾げるレース内容だったが、巻き返しが待たれる。

エイシンヒカリ

2度目の敗戦を喫したエイシンヒカリ