【JBCスプリント】ダノンレジェンドのミルコ「勝ち馬が強かった」

●11月3日(祝・火) 大井競馬場9R 第15回JBCスプリント(Jpn1)(ダ1200m)

初重賞制覇となった昨年暮れのカペラS以降6戦5勝。悲願のビッグタイトル獲得へ満を持して挑んだダノンレジェンド(牡5、栗東・村山厩舎)はコーリンベリーの逃げを捕らえることが出来ず3/4馬身差の2着。ここでのタイトル奪取はならなかった。

2走前からコンビを組むM.デムーロ騎手は「前が止まらなかったね。スタートもよかったし、良いポジションも取れたんだけど、勝った馬が強かった。びっくりしたよ」と驚きの表情。管理する村山明調教師は「うまく逃げ切られてしまいました。前走より状態も上向いていたし、今日は上手く外にも出せたけど……。勝った馬には馬場も味方しました。今日はしょうがないですね」と、こちらはサバサバした表情でレースを振り返った。

敗れはしたが、3着のベストウォーリアとは決定的ともいえる2馬身差。「負けて強し」と胸を張れる内容で、リズムを崩すと信じられないような大敗を喫していた馬が、完全に本格化して抜群の安定感を誇るようになった。最近のレースぶりであれば、マイルくらいまで距離が延びてもこなせそうな雰囲気で、今後もダート短距離路線の主役を担っていくのは間違いないだろう。