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【5回京都】ノンゼロサム…小平奈由木の注目新馬レポート
2015/11/24(火)
ノンゼロサム(牡2、栗東・西園厩舎)
父:Speightstown
母:Winendynme
母父:Dynaformer
BCスプリントを制し、エクリプス賞チャンピオンスプリンターに輝いたスペイツタウンが父。ロードシャナキル(ジャンプラ賞)、レイナルドザウィザード(ドバイゴールデンシャヒーン)、ロックフォール(AGヴァンダービルトH、ヴォスバーグS)など、続々とG1ホースを送り出している。
母ウィネンダインミー(その父ダイナフォーマー)はアメリカで5勝をマーク。G2・ビバリーヒルズHを2着したほか、G3での3着が2回ある。曽祖母の産駒にアセッサー(G1・ロイヤルオーク賞、同・カドラン賞)も名を連ねるファミリーだ。昨年のキーランド・セプテンバーセールにて21万ドルで落札。総額5000万円の価格が付けられ、ラフィアンターフマンクラブの募集馬となった。
ビッグレッドファームの真歌トレーニングパークで順調にペースアップ。5月15日、栗東に到着した。早くも21日のゲート試験をパスしたが、ヒザに化骨が不完全なことによる骨端炎の症状が認められたため、いったんBRF鉾田に移動して回復を待った。8月31日、北海道に戻り、スピードメニューを消化。11月11日にはトレセンへの帰厩を果たし、スピーディーに態勢が整った。2本目の追い切りにもかかわらず、先週の坂路では55秒2。重い馬場状態のなか、ラストを12秒9でまとめている。
11月28日(土)、京都のダート1400mでデビュー。戸崎圭太騎手に依頼している。
小平 奈由木(こだいら なゆき)
早稲田大学日本語研究教育センターに勤務した後、競馬関係に進む。競馬専門紙「1馬」の記者、法人馬主「サラブレッドクラブラフィアン」のレーシングマネージャーなどを経て、現在はフリーランス。業界のキャリアは 20年近くになり、生産・育成現場からトレセンまで精通。
月刊誌「競馬最強の法則」の人気コーナー「トレセン最前線」をはじめ、幅広い知識を生かしたエッセーが評判 になっている。
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