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エーシンビートロンが競走馬登録抹消 園田競馬へ
2016/1/7(木)
●5日、14年のサマーチャンピオン(Jpn3)の勝ち馬エーシンビートロンが競走馬登録を抹消された。今後は地方・園田競馬に移籍する予定だ。08年10月にデビュー。このレースは「伝説の新馬戦」と呼ばれており、1着アンライバルド(皐月賞)、2着リーチザクラウン(ダービー2着)、3着ブエナビスタ(G1・7勝)、4着スリーロールス(菊花賞)と上位で入線した馬が軒並み重賞で活躍していた。5着に入ったエーシンビートロンは3戦目からダートに転向。その後5度の長期休養を経て迎えた14年シーズン、2月に初のオープン入りを果たすと8月のサマーチャンピオンで重賞初制覇。9歳となった昨年もエニフSを制するな息の長い活躍を見せた。
馬主は栄進堂、生産者は静内の服部牧場。馬名の意味由来は「冠名+スロベニアにある会社名より」。JRA通算獲得賞金は1億7675万9000円(付加賞含む)、JRA以外の通算獲得賞金は2835万円。
▲8歳ながら佐賀・サマーチャンピオンで重賞初勝利!
●5日、14年の函館記念(G3)の勝ち馬ラブイズブーシェが競走馬登録を抹消された。
11年10月にデビュー、善戦はするものの勝ち星をあげられることができず、結局3歳未勝利の開催期間中に勝ち上がることはできなかった。その後も中央競馬に在籍し、13年2月の500万下条件で待望の初勝利。するとそこから3連勝を果たし、夏の北海道開催でも2勝。11月の福島記念でも3着に入ると年末の有馬記念ではオルフェーヴルの4着に。13年の1年間のうちに未勝利馬からG1で掲示板にのるまで力をつけた。14年には得意の北海道で函館記念を制し重賞初制覇。15年のアルゼンチン共和国杯8着後に左前浅屈腱炎を発症。これがラストランとなった。今後は熊本県熊本市の本田牧場で種牡馬となる予定だ。
馬主は小林祥晃氏、生産者は浦河の小池博幸氏。馬名の意味由来は「恋なんていらない」。JRA通算獲得賞金は2億1965万3000円(付加賞含む)。
▲2014年の函館記念より これが最後の勝ち星となった
●12月26日、15年の京都牝馬S(G3)の勝ち馬ケイアイエレガントが競走馬登録を抹消された。
14年の2月に初のオープン入りを決めると、その勢いのままに重賞初挑戦の中山牝馬Sで2着同着。続く福島牝馬Sで逃げ切り重賞初制覇を果たした。G1や秋の重賞では凡走が続いたが、15年1月の京都牝馬Sを逃げ切って重賞2勝目。ヴィクトリアマイルでは2番手から抜け出しあわやの場面を見せストレイトガールとタイム差なしの2着。歴史に残る大波乱の立役者の1頭となった。マイルCS16着後、ラストランとしてターコイズSが予定されていたが、左前脚の蹄に不安が出て回避、そのまま引退となった。今後は北海道新ひだか町の松田牧場にて繁殖馬となる予定。
馬主は亀田和弘氏、生産者は新ひだかの松田牧場。馬名の意味由来は「冠名+上品な」。JRA通算獲得賞金は2億1013万5000円(付加賞含む)。
▲昨年の京都牝馬SをV 続くヴィクトリアマイルでも2着に食い込んだ
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