【POG】1番人気ヒストリアが鋭い切れ味を見せてデビュー勝ち!…中山新馬

ヒストリア

9月18日(日)、4回中山4日目5Rで2歳新馬(芝1600m)が行なわれ、蛯名正義騎手騎乗の1番人気・ヒストリア(牝2、美浦・栗田徹厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:39.2(良)。

2着には3/4馬身差で4番人気・ベストティアーズ(牝2、美浦・小島太厩舎)、3着にはハナ差で2番人気・ヴィアグローリアス(牝2、美浦・黒岩厩舎)が続いて入線した。

バラついたスタートからハナを切っていったのはウインブリアン。内からトミケンアディム、ウィアグローリアスも並びかけ、これらが先行集団を形成。人気のビスカリアは好位の後ろで蛯名騎手が馬混みに入れてなだめる。1000m通過が1分4秒台とかなりのスローペースでレースは進み、4コーナーから直線へ。

ウインブリアンが粘り込みを図るが、外からウィアグローリアスが良い手応えで先頭に立つ。外からはベストティアーズがジワッと差を詰めるが、その後ろから一気に伸びてきたのがヒストリア。前で叩き合う2頭をゴール前で並ぶ間もなく差し切って、見事にデビュー勝ちを決めた。接戦の2着争いは外のベストティアーズがハナ差抑えて2着に入った。

勝ったヒストリアは15年セレクトセール1歳セッションにて4860万円で落札されている。母のアルヴィスはダートの短距離で3勝を挙げており、姉のヴィスビーもマイルの新馬で初勝利を挙げている。ハーツクライ産駒はこの世代6頭目の勝ち上がりとなった。
馬主は山口功一郎氏、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「物語(ラテン語)」。

1着 ヒストリア(蛯名騎手)
「調教でも軽さが伝わってきて、芝で良さが出ると思っていたよ。ゲートを出していったし、ペースも遅かったけど、なんとか我慢できた。いい脚を使えたね。まだ子供っぽいところがあり、ハミ受けなどに良くなる余地をたっぷり残している。これから力強くなれば、楽しみな素材だよ」

2着 ベストティアーズ(田中勝騎手)
「残念。道中で気のいいところを出していた。もう少し脚をためられれば」

4着 シーズララバイ(柴田善騎手)
「いい馬だけど、仕上り途上の段階。もう少し脚を使えるはずなんだ。距離は延ばしてもいいね」

7着 タイセイモーション(大野騎手)
「リズムは良かったですし、素質を秘めています。使って良くなるでしょう」

2歳新馬の結果・払戻金はコチラ⇒

  • ヒストリア
  • (牝2、美浦・栗田徹厩舎)
  • 父:ハーツクライ
  • 母:アルヴィス
  • 母父:Mr. Greeley
ヒストリア
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