【オールカマー】ワンアンドオンリー復調気配「そろそろ、いいところを」

ワンアンドオンリー

21日、オールカマー(G2)の追い切りが栗東トレセンにて行われた。

前走、宝塚記念14着のワンアンドオンリー(牡5、栗東・橋口慎厩舎)は、小牧太騎手(レースでは内田博幸騎手が騎乗予定)を背に、古馬準オープンのダノンメジャーとCWコースで併せ馬。3馬身僚馬を前に置いてスタートし、ゆったりした流れから徐々に差を詰めると、ゴール前は鞍上のゲキに応えてグイッとひと伸び。6F85.4-67.8-52.3-38.3-12.9秒でアタマ差先着を果たした。

ちょうど2年前の神戸新聞杯から勝ち星に見放されているダービー馬だが、橋口慎介調教師は「けさは切れましたね。レースをイメージして前半を抑えて差す形でやったんです。こういう競馬でいい結果を出していますしね。放牧で馬体ががっちりしてきたし、見た目にも大きくなっている。そろそろ、いいところを見せて欲しいですね」と復調に手応えを感じとっている。ゲンのいい舞台でキッカケを掴みたいところだ。

ワンアンドオンリー

前走、新潟記念15着のエーシンマックス(牡6、栗東・西園厩舎)は、助手を背に坂路で終い一杯に追われ、4F53.2-38.5-25.4-12.9秒をマーク。ゴールまで力強い脚取りでデキ落ちは見られない。

西園正都調教師も「追い切りはいい動きだったんじゃないですか。体調は変わりなくいいですよ」と状態面に太鼓判を押す。「前走は消極的な競馬になりすぎましたね。この馬がいい結果を出しているときは逃げているでしょ。ええ、今回はハナにこだわるつもりで乗ってもらいますよ」と積極策で2度目の重賞挑戦に意欲を見せる。