単勝1.5倍の人気に応え圭太グレンツェントが差し切りV…師走S

グレンツェント

12月24日(土)、5回中山8日目11Rで師走S(ダ1800m)が行なわれ、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気・グレンツェント(牡3、美浦・加藤征厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:53.3(稍重)。

2着には半馬身差で6番人気・トラキチシャチョウ(牡5、栗東・目野厩舎)、3着には2馬身半差で4番人気・ブラゾンドゥリス(牡4、美浦・尾形和厩舎)が続いて入線した。

出ムチを入れながらドリームキラリがハナに立つ。2番手に内を見ながらブラゾンドゥリスが上がり、リッカルドも好位集団の内目につける。その後ろにメイショウスミトモ、グレンツェントは中団馬群のちょうど真ん中あたりを追走する。淡々とした平均ペースで流れ、各馬が一斉に動き出す。グレンツェントも外目に持ち出され、直線の攻防へ。ブラゾンドゥリスが先頭に立つが、馬場の真ん中を通ってグレンツェントが良い脚で伸びてきて、残り100mで先頭。ゴール前で突っ込んできたトラキチシャチョウを封じて、断然人気に応えた。

勝ったグレンツェントは重賞初挑戦だったユニコーンSで3着と敗れたものの、続くレパードSではケイティブレイブを差し切って初の重賞タイトルを手に入れた。古馬との初対戦だった前走のみやこSでも、アポロケンタッキーにクビ差2着に好走するなど高い実力を見せつけていた。デビュー2戦目からダートを使われているが、この勝利で砂の通算成績を8戦5勝とし、ダート戦での3着内率100%を依然キープしている。
馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。馬名の意味由来は「輝かしい(独)」。

1着 グレンツェント(戸崎圭騎手)
「レースが上手になってきていますし、砂を被ったりモマれたりしてもしっかりハミを取ってくれます。直線でも脚を使ってくれました。段々と成長してきていますし、これからも楽しみです」

2着 トラキチシャチョウ(蛯名騎手)
「勝ち馬は重賞を勝っていますからね。前走がフロックでないことが証明できたと思います。能力はありますが、脚質が決まっている馬なので展開次第になると思います」

3着 ブラゾンドゥリス(丹内騎手)
「上手くいったんですけどね。最後は止まってしまいましたし、マイルくらいがベストかもしれません」

4着 メイショウウタゲ(内田博騎手)
「前の馬があまり進んでいかなかったので自分から少し動いていきましたが、もう少しジッとしていても良かったかもしれません。それでも最後はよく詰めていますし、気を抜く面がありながらここまで来るんですから力がありますね」

5着 イースターパレード(加藤騎手)
「1コーナー辺りで馬群が密集したときにかかってしまいましたが、それでも5着に来るんですから馬が力を付けていると思います。オープンでもやれると思います」

師走Sの結果・払戻金はコチラ⇒

  • グレンツェント
  • (牡3、美浦・加藤征厩舎)
  • 父:ネオユニヴァース
  • 母:ボシンシェ
  • 母父:Kingmambo
  • 通算成績:9戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 16年レパードS(G3)

グレンツェント
グレンツェント

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