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重賞馬の貫禄ライジングリーズンが桜花賞へ向け快勝で好発進…アネモネS
2017/3/11(土)
3月11日(土)、2回中山5日目11RでアネモネS(芝1600m)が行なわれ、丸田恭介騎手騎乗の1番人気・ライジングリーズン(牝3、美浦・奥村武厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:34.7(良)。
2着には半馬身差で3番人気・ディアドラ(牝3、栗東・橋田厩舎)、3着には3/4馬身差で5番人気・スズカゼ(牝3、美浦・伊藤正厩舎)が続いて入線した。
ショーウェイが好発からハナを奪うと、5頭で先頭集団を形成。ダート重賞を制したリエノテソーロは6番手外、ライジングリーズンは中団馬群の最後方から仕掛けのタイミングを伺う。3角過ぎで一気に馬群は凝縮し、ショーウェイが先頭のまま直線へ。 手応え良く上がるリエノテソーロを目掛け、ライジングリーズンが大外から差を詰める。先頭のスズカゼは粘りを見せるが、末脚切れるライジングリーズンが捕らえて、人気に応える3勝目を飾った。内から抜けてきたディアドラが2着に入り、上位2頭が桜花賞の優先出走権を獲得した。
勝ったライジングリーズンはフェアリーSに続く連勝で、桜花賞への切符を手にした。前走は10番人気の低評価を覆す走りで重賞制覇。今回は1番人気に応える見事な走りを披露した。馬主は岡田牧雄氏、生産者は日高町の三城牧場。馬名の意味由来は「上昇の理由」。
1着 ライジングリーズン(丸田騎手)
「ゆっくりな展開で馬群も固まるなか、外を回って差し切るんですから強いですね。こういう競馬で良績を残していますし、今日もこのような形で良さを生かそうと思っていました。コーナーリングの加速がスムーズで、一気に先団に取りつけるところがこの馬の良さです。本番でもこの持ち味を生かしたいですね」
2着 ディアドラ(シュタルケ騎手)
「前走を見ると前で競馬をしていましたが、今日は厩舎サイドと相談して中団から脚を溜める競馬をしました。直線で進路があいてからは良い脚を使ってくれましたし、気持ちの強い馬ですね。能力があります」
3着 スズカゼ(大野騎手)
「渋太さを生かす競馬をしようと思っていて、その通りの形で運べましたし最後まで頑張ってくれました。着実に良化していますし、馬が成長しています」
4着 リエノテソーロ(吉田隼騎手)
「力むところはありましたが、冷静に走ってくれました。不利な外枠からでしたがカベを作って走れましたし、良いセンスをしています。勝負どころから上がっていくときの脚はさすがだと思いましたが、そこから伸び切れませんでした。よく頑張っていると思います」
5着 ラッシュハート (柴田善騎手)
「道中は折り合いがつきましたし、良い感じで走れました。最後も脚を使ってくれました」
- ライジングリーズン
- (牝3、美浦・奥村武厩舎)
- 父:ブラックタイド
- 母:ジョウノファミリー
- 母父:キングカメハメハ
- 通算成績:4戦3勝
- 重賞勝利:
- 17年フェアリーS(G3)
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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