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【ラジオNIKKEI賞】ニシノアップルパイ中舘師「一時のスランプを抜け出せた」
2017/6/29(木)
素軽い脚捌きで先着したニシノアップルパイ(奥)
28日、ラジオNIKKEI賞(G3)の追い切りが美浦トレセンで行われた。
●前走、プリンシパルS5着のニシノアップルパイ(牡3、美浦・中舘厩舎)は、助手を背に南ウッドチップコースで追われ、6F82.4-66.9-51.8-38.1-12.6秒をマークした。
「前走は距離が長かったかという印象ですが、思った以上の競馬をしてくれましたし十分な内容だと思います。前走後は放牧に出して、帰厩後もここを目標に順調に調整できています。ある程度しっかり調教をやった方が良いタイプですし、調教パターンを変えることで一時のスランプを抜け出せました。今日の追い切りの動きも良かったです。福島コースについては走ってみないと分かりませんが、中山のマイルにも対応しているので大丈夫ではないかと思います。
ゲートに問題のあるタイプではありませんが、スタンド前のスタートなのでその辺りはやってみないと分かりません。切れる脚がないので、時計の速い馬場がどうかですね。極端に上がりが速くなると分が悪いので、淡々とした流れになってくれた方が良いですね。スムーズな競馬をさせたいです。勝ち負けを期待していることはもちろんですが、距離などを含めて今後の方向性が見えるのではないかと思いますし、そういう意味でもどんな競馬をしてくれるか楽しみです」
●前走、新緑賞1着のビービーガウディ(牡3、美浦・久保田厩舎)は、久保田貴士調教師を背に南ウッドチップコースで追われ、5F69.0-53.4-39.7-12.5秒をマークした。
「今日の追い切りは、併せ馬で内に入る形でした。もう少しガンという感じが欲しいところはありますが、元々調教で目立つタイプではありませんからね。先週もしっかりやれていますし、やるごとに良くなっています。体つきは大きく変わっていませんし、良い意味で同じ感じできています。前走は思っていた以上の切れを見せてくれました。速い上がりのイメージはありませんでしたが、それだけ馬が力を付けているのかと思います。ハンデはこのくらいかな、と思います。小回りの福島ですが、器用に立ち回れるでしょうしその辺りに期待しています」
師を背に力強い動きを見せたビービーガウディ(左)
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