【ファンタジーS】1番人気に応えて川田&ダノンファンタジーがゆうゆうと押し切りV!

ダノンファンタジー

11月3日(土)、5回京都1日目11Rで第23回KBSファンタジーS(G3)(芝1400m)が行なわれ、川田将雅騎手騎乗の1番人気・ダノンファンタジー(牝2、栗東・中内田厩舎)が優勝。勝ちタイムは1:21.8(良)。

2着には1馬身3/4差で4番人気・ベルスール(牝2、栗東・今野厩舎)、3着にはクビ差で6番人気・ジュランビル(牝2、栗東・寺島厩舎)が続いて入線した。

カシノティーダがレースを引っ張り、先団は5頭がひしめき合う展開。ダノンファンタジーはそれをジックリと見る形でレースを進める。
直線に入るとラブミーファインが先に抜け出し、ベルスール、ジュランビルらも迫ってくるが、馬場の中央からダノンファンタジーが1頭違う脚色で内の3頭を並ぶ間もなく交わし去り先頭。そのままゴールを突き抜けた。

勝ったダノンファンタジーは、前走の未勝利戦快勝に続く2連勝で重賞初制覇。デビュー戦は先のサウジアラビアRCを勝ったグランアレグリアに先着を許したが、その後の2戦は余裕十分の勝ちっぷり。次の直接対決が非常に楽しみとなった。また、管理する中内田充正調教師は昨年のベルーガに続く連覇達成となった。
馬主は株式会社ダノックス、生産者は安平町のノーザンファーム

1着 ダノンファンタジー(川田将雅騎手)
「無事に勝てて何よりです。スタートも決まり、リズムよく走ってくれましたが、先を考え、千四でしたが、千六の競馬を意識しました。直線ではムチは一発だけ入れましたね。ここまで3戦目で初めて強く追われたので、反応するまでにタイムラグはありましたが、期待通りの動きでした。今のところ特に言うこと(課題のない)馬で、期待しかしていません。新馬戦で負けた相手は朝日杯FSに向かうようですが、こちらは無事に阪神ジュベナイルFへ行ってほしいです」

1着 ダノンファンタジー(中内田充調教師)
「道中は若さもみせましたが、ジョッキーが上手く修正してくれましたし、こちらが思い描いたポジションで運んでくれました。もちろん千四という距離にも対応してくれましたし、下げた競馬もできたことはよかったです。身体能力の高い馬で、競馬センスが高いです。前走よりも力みがなかったですし、リズムよく運んでいましたね。次は阪神JFになると思います」

2着 ベルスール(田辺裕信騎手)
「まだキャリア2戦目ですからね。ここで走らせるというよりはレースを覚えさせたいと思っていたので、逃げたくはなかったですね。馬群でも上手く収まってくれましたし、次の千六を考えると、あの位置で我慢できたのはよかったです。心配していたテンションも落ち着いていましたよ」

3着 ジュランビル(和田竜二騎手)
「番手からの競馬でも大丈夫でしたが、ペースは流れたほうがいいタイプですね。勝ち馬より前で運びましたが、最後は突き放されてしまったようにもう少し力をつけてほしいです」

4着 ラブミーファイン(池添謙一騎手)
「出たなりの位置で追走しました。ムキになることもなかったですし、ペースが遅かったので動いていきましたが、直線ではモタれていましたね。まっすぐ走れていれば、もう少し際どかったと思います」

5着 レッドベレーザ(Cデムーロ騎手)
「もう少し距離がほしかったですね」

7着 ヴァニラアイス(幸英明騎手)
「今回は控える競馬を選択しましたが、勝負どころで来られると馬がひるんでハミが抜けすぎてしまいましたね。また盛り返していますし、今日の結果で距離がこなせるかはわかりませんが、溜める競馬はできるようになりそうですね」

8着 レーヴドカナロア(Cルメール騎手)
「この馬には忙しかったですね。息が入らないようで、もう少し長い距離がよさそうです。まだ子供っぽいので経験も必要です」

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  • ダノンファンタジー
  • (牝2、栗東・中内田厩舎)
  • 父:ディープインパクト
  • 母:ライフフォーセール
  • 母父:Not For Sale
  • 通算成績:3戦2勝
  • 重賞勝利:
  • 18年ファンタジーS(G3)

ダノンファンタジー
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