【東京大賞典】3歳馬オメガパフューム差し切りV!M.デムーロ騎手は2日連続G1制覇

オメガパフューム

12月29日(土)、大井競馬10Rで第64回東京大賞典(G1、ダート2000m)が行なわれ、M.デムーロ騎手騎乗の3番人気・オメガパフューム(牡3、栗東・安田翔厩舎)が外から差し切って優勝。勝ちタイムは2:05.9(良)。

2着には3/4馬身差で1番人気・ゴールドドリーム(牡5、栗東・平田厩舎)、3着には2番人気・ケイティブレイブ(牡5、栗東・杉山厩舎)が続いて入線した。

レースはスーパーステションとアポロケンタッキーが先行し、ケイティブレイブは5番手を追走。エイコーンとゴールドドリームは中団、オメガパフュームとサウンドトゥルーは後方で脚をためた。

オメガパフュームは3コーナー手前からポジションを上げ、4コーナーで前を射程圏内にとらえた。直線では先に抜け出したケイティブレイブを外から猛追。残り100m付近で先頭に立ち、追い上げてきたゴールドドリームを振り切った。

勝ったオメガパフュームは7月のジャパンダートダービー(Jpn1)、11月のJBCクラシック(Jpn1)でともに2着と惜敗していたが、年末の大一番で悲願の初タイトルを獲得。鞍上のM.デムーロ騎手は前日28日のホープフルSから2日連続のG1制覇を飾った。馬主は原禮子氏、生産者は千歳市の社台ファーム。

1着 オメガパフューム(M.デムーロ騎手)
「もう最高です。乗ったのは久しぶりですけど、ずっとすごくいい馬だと思っていました。スタートは上手く出てくれましたし、馬の気持ちを大事にしつつ、ケイティブレイブを見ながら運びました。いつもいい脚で伸びる馬、ペースも良かったですね。初めて乗った時から能力が高いと思っていましたし、今日は上手くいきました。僕自身、昨日(ホープフルS)、今日と勝てましたし、素晴らしい1年になりました」

1着 オメガパフューム(安田翔調教師)
「オメガパフュームがG1馬になれたことが嬉しいですね。やってきたことを発揮できたらチャンスがあるんじゃないかと思っていましたが、ジョッキーも上手くエスコートしてくれました。前走のレースを踏まえて、馬をもう少し怒らせてやってもいいんじゃないかと考え、この中間は調整してきました。追い切りはもともと動かない馬ですし、追い切り以外のところで普段のルーティンを崩して取り組んできました。それでも、パドックでの気配は想像していた以上は落ち着いていましたね。僕も毎年のようにテレビ越しで見ていた舞台に管理馬を送り出せただけでも光栄ですが、勝たせてもらえたことが嬉しいです。今後に関しては栗東に戻って様子を見てから、オーナーと相談して決めようと思います。ジャパンダートダービー、今日の走りをみると、来年も大井でのレースは選択肢の一つとなりそうです」

  • オメガパフューム
  • (牡3、栗東・安田翔厩舎)
  • 父:スウェプトオーヴァーボード
  • 母:オメガフレグランス
  • 母父:ゴールドアリュール
  • 通算成績:9戦5勝
  • 重賞勝利:
  • 18年東京大賞典(G1)
  • 18年シリウスステークス(G3)
オメガパフューム
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