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【エリザベス女王杯】今年の女王決定戦は阪神!狙いは3歳馬より古馬!?
2020/11/8(日)
昨年はスミヨン騎手に導かれたラッキーライラックが快勝
昨年は、中団インを追走した3番人気ラッキーライラックが最後の直線ではスミヨン騎手に導かれ最内を突き、逃げ粘る7番人気クロコスミアを上がり32秒8の鬼脚で交わして約1年8ヶ月振りとなる勝利をあげた。今年は京都競馬場整備工事の影響で、京都・芝2200から阪神・芝2200へ舞台を移して行われる。
1995年までは桜花賞、オークスに続く牝馬3冠の最終戦として位置付けられていたが、1996年以降は古馬を含めた牝馬による中長距離路線の頂上決戦となった。
昨年の覇者ラッキーライラックが連覇を狙う。昨年の優勝後も馬場に泣いた感のある宝塚記念以外は全て馬券圏内にきているように、コンスタントに好走。牡馬相手に大阪杯を勝っていることからも、能力は上位といっていいだろう。札幌記念後の調整過程に注目したい。
その札幌記念でラッキーライラックを下したノームコアも姿を見せる。昨年は富士ステークスで勝利をあげた後、暮れの香港マイルに向かったが、一昨年はこのレースに出走して0.6秒差の5着と3歳時の挑戦を考えればよく健闘している。前走を見ても折り合いさえつけば距離は問題なさそうだし、今回もレース当日の落ち着きがカギになりそうだ。
もう1頭のG1馬ラヴズオンリーユーの巻き返しにも期待したい。前走の府中牝馬ステークスは道悪の影響もあって、不完全燃焼で終わってしまった印象。今回は休み明けを叩いての上積みがどのくらいありそうか、最終追い切りの動きをしっかりチェックしておきたい。
初G1勝ちを狙う2頭、サラキアとセンテリュオも楽しみな存在。どちらも昨年のエリザベス女王杯に出走しており、サラキア6着センテリュオ4着と健闘している。今年はサラキアが府中牝馬ステークスを、センテリュオはオールカマーを制して臨んでくるだけに、勢いに乗って昨年以上の成績を残す可能性も高そうだ。
牝馬3冠戦線で馬券圏内に食い込んでいたウインマイティー、ソフトフルートの仕上がり具合も確認しておきたいポイントだ。
3歳牝馬と古馬牝馬のトップクラスが初めて対戦する舞台だが、近5年で勝利をあげた3歳馬は2017年のモズカッチャンのみでそれ以外は全て4歳馬が制している。実際この2世代が上位を占めるケースが多いため、3歳馬、4歳馬の分析はしっかりしておきたいところだ。
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