【小倉記念】去年は人気薄が1~3着を独占!イメージとは真逆の「激走ポジション」該当馬

昨年の小倉記念を人気薄ながら快勝したアールスター

昨年の小倉記念を人気薄ながら快勝したアールスター


馬券検討のうえで「展開」と「脚質」は、重要な予想ファクターです。みなさんも道中のペースや各馬の位置取りなどを考えると思います。

実は、レースによって好走馬の『激走ポジション』が存在するんです。

小倉記念(G3)が行われる小倉芝2000mは、直線が平坦で短い典型的なローカルの小回りコース。基本的には前に行った馬に有利なコースです。

しかし、序盤~中盤のペースが速くなる重賞だと話は別。特に小倉記念では『4コーナー6番手より後ろ』にいた差しタイプの馬が活躍しているのをご存知ですか?

▼4角6番手より後ろから馬券に絡んだ馬(過去5年)

16年2着 ベルーフ(4人気)
16年3着 エキストラエンド(6人気)
17年3着 フェルメッツァ(6人気)
19年1着 メールドグラース(1人気)
19年2着 カデナ(6人気)
20年1着 アールスター(10人気)
20年2着 サトノガーネット(6人気)
20年3着 アウトライアーズ(13人気)

直線の短い小倉芝2000mでは「逃げ・先行有利」のイメージからか、どうしてもジョッキーの心理は前がかりになりがち。自然と勝負所で仕掛けが早くなる傾向があり、「差し・追い込み」が台頭する展開になりやすいようです。

また、小倉記念で馬券に絡んだ「差し・追い込み」タイプの多くが人気薄。今年と同じく変則日程だった2020年も、上位人気に支持された逃げ・先行馬が総崩れ。1着アールスターは4角9番手、2着サトノガーネットは同12番手、3着アウトライアーズは同7番手と、人気薄の差し・追い込み馬が1~3着を独占しました!

今年の小倉記念で4コーナー6番手より後ろから競馬をしそうな「差し・追い込み」タイプは穴馬ばかり。

前走メンバー最速の上がりで3着好走のスーパーフェザー、エプソムCでは上がり2位の末脚で6着まで追い上げたヒュミドールは、高配当の使者となる可能性を秘めた激走候補です!(コース適性分析班・大宮)