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【菊花賞】常識を覆す!阪神芝3000mの「プラチナ条件」に当てはまる穴馬
2021/10/24(日)
好枠を引いたハーツクライ産駒ヴィクティファルス
突然ですが、長距離戦は「内枠のほうが有利」と思っていませんか?
事実として、菊花賞(G1、阪神芝3000m)の枠順別成績を振り返ると、意外な結果が見えてきます。
▼菊花賞(京都芝3000m)の枠順別成績(過去10年)
1~4枠[7-2-2-69]勝率 8.7%,連対率11.3%,複勝率13.7%
5~8枠[3-8-8-81]勝率 3.0%,連対率11.0%,複勝率19.0%
勝ち馬は内枠から多く出ているものの、連対率は外枠も互角。複勝率では外枠が上回っているんです。
ただ、今年の菊花賞は京都競馬場の改修工事により阪神競馬場での開催。そこで阪神芝3000mで施行される唯一の重賞「阪神大賞典」の枠順別成績に注目すると、異なる傾向が浮かび上がってきました!
▼阪神大賞典(阪神芝3000m)の枠順別成績(2011~20年)
1~4枠[3-4-6-29]勝率 7.1%,連対率16.6%,複勝率30.9%
5~8枠[7-6-3-47]勝率11.1%,連対率20.6%,複勝率25.3%
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8枠 [4-2-0-14]勝率20.0%,連対率30.0%,複勝率30.0%
京都芝3000mの菊花賞とは一転、2011~20年の過去10年で「5~8枠」が7勝をマーク。参考までに今年の阪神大賞典も1着ディープボンド(5枠)、2着ユーキャンスマイル(7枠)のワンツーでした。
特に注目は大外の「8枠」が4勝を挙げている点。同じ芝3000mでも好走する枠の傾向が大きく違っているのをご存知でしたか?
例年菊花賞が行われる京都3000mは、スタートしてから最初のコーナーまでの直線が短いため、内ラチ沿いを立ち回った馬が有利でした。
しかし、阪神芝3000mはスタートから最初のコーナーまでの距離が長いため、京都と比べて外枠は不利に働きません。逆に馬群でモマれることなくポジションが取れる外枠の方が有利に働くようです。
今年、注目の8枠に入ったのはグラティアス、ヴィクティファルス、オーソクレースの3頭。
上位人気が予想される大外枠オーソクレースはもちろんのこと、8枠からスプリングSを勝っているヴィクティファルスの激走があっても驚けません!(コース適性分析班・大宮)
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