【オーシャンS】今年もいた!中山芝1200m替わりで急浮上する爆弾穴馬

中山巧者ぶりに注目のダイメイフジ

中山巧者ぶりに注目のダイメイフジ


G1スプリンターズSなどが行われる『中山芝1200m』には、馬券の取捨に直結する特徴があるのをご存知でしょうか?

順を追って説明すると、『スタート地点』が他の競馬場やコースとは決定的に違います!

いきなり外回りの向こう正面に入った坂の頂上部分から発走。そこからゴール前に待ち受ける中山名物「心臓破りの急坂」まで、約4.5mを一気に下っていきます。

スタート直後から勢いが付きやすい下り坂のため、自然と流れが速くなり好走するにはスピードだけでなく持久力が求められるのです。

ここで「コース形態の関係からハイペースになりやすいし、差し追い込み馬が狙い……」と考えるのは早計。小回り中山コースは最後の直線がローカル競馬場と大差ない310mと短いため、直線だけの競馬で差し切りは難しく基本は先行有利になります。

各コースの詳しい特徴は、コースデータ超分析をご覧ください!

同舞台で行われるオーシャンステークス(G3、中山芝1200m)にも、上記で紹介した特殊な条件だからこそ浮上する超カンタンな攻略法があります。

本当にカンタンです。過去3着以内に入ったことがある『リピーター』を狙うだけ。代表例は20年2着のナックビーナスで、驚くべきことに2017年から4年連続で2着に好走しました!

▼オーシャンSで2度以上好走した馬(過去10年)
・ナックビーナス
17年2着(3人気)→18年2着(2人気)→19年2着(2人気)→20年2着(3人気)

・ダイメイフジ
18年3着(1人気)→19年3着(7人気)

・ハクサンムーン
15年2着(1人気)→16年2着(4人気)

・スノードラゴン
14年2着(11人気)→16年3着(8人気)

・サクラゴスペル
13年1着(2人気)→15年1着(7人気)

・ダッシャーゴーゴー
11年1着(3人気)→13年2着(1人気)

・レッドスパーダ
11年3着(1人気)→14年3着(9人気)

スゴいでしょう? ほぼ毎年のように『リピーター』該当馬は驚異的な確率で、馬券に絡んでいるのがお分かりいただけたと思います。

そして今年、リピーターに該当する昨年の3着馬ビアンフェは有力な軸馬候補です!

またスノードラゴン、サクラゴスペル、レッドスパーダのように、好走した2~3年後に再度馬券に絡む馬が多数いるのもポイント。この隔年パターンは特に人気薄での激走が目立つだけに要注意でしょう。

今年、隔年パターンにバッチリ当てはまるのが2018、19年の3着馬ダイメイフジ。直近のレースで結果こそ出ていないものの、中山芝1200mでは過去9戦して[2-1-2-4]複勝率55.6%を誇るコース巧者になります。

昨年のオーシャンSでも6着ながら3着馬とはコンマ2秒差の接戦で、得意舞台に替わり大変身があっても驚けませんよ!