【京王杯2歳S】イメージとは真逆!?バンバン馬券に絡む「人気薄の共通点」に合致した2頭

豊富なスピードを秘めるペースセッティング

豊富なスピードを秘めるペースセッティング


突然ですが、東京競馬場の直線コースの長さは何メートルあるか、ご存じですか?

答えは「525メートル」。これは新潟競馬場の外回りに次ぐ2番目の長さで、主場4場の中では最も長い直線として知られています。

京王杯2歳ステークス(G2、東京芝1400m)も直線の長い東京重賞だけに「差し・追い込み」が有利、と思っている方が多いことでしょう。

ところが、実際は「先行馬」もかなり健闘しています。過去10年の結果を振り返ると「4コーナー3番手以内」で回った先行馬が、10年連続で連対圏に粘っているんです!

▼「4コーナー3番手以内」から連対した馬(過去10年)
12年1着 エーシントップ(5人気)
→4コーナー2番手(タイ)

12年2着 ラブリーデイ(7人気)
→4コーナー2番手(タイ)

13年1着 カラダレジェンド(5人気)
→4コーナー2番手

13年2着 クインズハリジャン(6人気)
→4コーナー3番手

14年1着 セカンドテーブル(11人気)
→4コーナー1番手

15年1着 ボールライトニング(2人気)
→4コーナー2番手

16年2着 レーヌミノル(1人気)
→4コーナー2番手

17年2着 カシアス(5人気)
→4コーナー3番手

18年1着 ファンタジスト(2人気)
→4コーナー3番手

19年2着 ビアンフェ(3人気)
→4コーナー1番手

20年1着 モントライゼ(2人気)
→4コーナー2番手

21年1着 キングエルメス(8人気)
→4コーナー2番手

21年2着 トウシンマカオ(4人気)
→4コーナー3番手

ずらっと並べてみましたが、ご覧の通り1番人気は16年のレーヌミノル1頭のみ。14年には11番人気のセカンドテーブルが逃げ切り、昨年も「4コーナー2番手」で回ったキングエルメスが、8番人気の低評価を覆して押し切り勝ち。

むしろ、直線が長いコース=先行馬は不利、とみなされて、人気を落とすケースが多いんです!

そして名前を挙げた上記13頭のうち、半数の6頭が「前走芝1200m」からの距離延長組でした。

特に人気薄で穴を空けるケースはこのパターンが多く、2歳秋まではスピードの絶対値で粘りこむことも十分に可能です。

今年の注目馬は、前走小倉芝1200m戦で逃げ切り勝ちを収めたペースセッティングと、中山芝1200mの新馬戦で「4コーナー2番手」から押し切った、スピードオブライト

2頭とも1400mへの距離延長、東京の長い直線もこなせると見ての参戦だけに、人気の有無にかかわらず押さえておく価値は高いと思いますよ!