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【フェブラリーS】ハイペース濃厚!? 展開と馬場から浮上した「絶好ポジション」がコレだ!!
2023/2/19(日)
根岸Sから連勝を狙うレモンポップ
テレビ東京の競馬中継で解説を24年務め、数万レースを見てきた元JRA騎手・吉沢宗一さん。プロの視点でメンバー構成などから展開を描き、"未来予想図"をつくります!
今週はフェブラリーステークス(G1、東京ダ1600m)。展開面での攻略ポイントはこの2つです。
- ①速い流れで実力が問われる
- ②乾いた馬場で粘れるパワー
前走でも主張していた⑭ヘリオスがここでも行くでしょう。揉まれず先行したい⑤オーヴェルニュ、⑨ショウナンナデシコ、⑯ケイアイターコイズがこれに続いて行きます。ハイペース濃厚です。
⑦レモンポップもいつも通り先行策。前の集団を見ながら続きます。④ドライスタウトはレモンポップをマークするように直後で運びます。
週末は晴れ予報で気温も上がりそうで馬場は乾くでしょう。そうなれば、ある程度は前目に付けてパワー、粘りの勝負になります。ただ、ペースが流れそうなので、脱落した先行馬を差し馬たちが直線で交わすシーンも見られそう。
向正面
↑⑭↑
↑⑤⑨⑯
↑
↑①⑦⑩
↑④⑧⑪⑬
↑ ⑥⑮
↑
↑②③⑫
⑩テイエムサウスダンは、この中間の動きが凄く良くて、特に切れ味が上がってきています。ひと叩きしたこと以外にも良くなるキッカケが何かあったようです。
ルメール騎手なら無理せず先行グループ付近に付けるでしょう。有力馬を見ながら直線勝負に備えます。
⑥メイショウハリオは中距離を使ってきたので、マイルのペースでどこまで付いて行けるかがカギになります。
ただ、大跳びではないし、馬体のバランスが良くて切れ味もあるので器用さがありそうです。促して行けばしっかり追走できそうです。
直線入口
↑⑭↑⑤⑨⑦
↑ ④⑯⑩⑬
↑ ⑥⑧⑪⑮
↑①
↑ ②③⑫
⑦レモンポップは、前走で仕上がっていて、それを維持できています。先行して粘り切れる、1400mや1600mに合った走り方ができるタイプ。自分のペースで直線入り口では先頭に並びかけ、そのまま押し切れるだけの能力があります。
④ドライスタウトは終いの伸びだけならレモンポップを上回ります。ひと叩きして切れ味が増してきています。ただ、一列後ろを走るぶん、最後はどこまで詰め寄れるかという戦いになりそう。
この2頭の戦いに他がどこまで食い込んでこれるか。後ろから勝負する馬はどうしても展開に左右されたり、馬群を捌いたりと何かしらの不確定要素が生じます。そうなるとどうしても前々で正攻法ができる馬が有利になってきます。
ただ、海外G1にチャレンジしている実力馬が不在ということで相手関係が楽になっているのは確かですから、このチャンスをしっかりモノにしたい思いはあるでしょう。
(元JRA騎手)
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