【弥生賞】「開催前半=内有利は間違い!?」最強枠をGETした前走2ケタ着順大敗馬

絶好枠を確保したグリューネグリーン

絶好枠を確保したグリューネグリーン


突然ですが弥生賞ディープインパクト記念(G2、中山芝2000m)には、該当馬の2頭の1頭が馬券に絡んでいる「好走馬の法則」があるのをご存知ですか?

論より証拠。弥生賞は「枠順」に注目。意外にも一般的に不利と言われている外枠の方が成績は良く、その中でも「8枠」に入った馬が激アツなんです!

▼弥生賞の枠順別成績(過去5年)
1枠[1-0-0-4]複勝率20.0%
2枠[0-0-1-4]複勝率20.0%
3枠[0-0-1-4]複勝率20.0%
4枠[1-0-0-4]複勝率20.0%
5枠[0-1-0-4]複勝率20.0%
6枠[0-1-1-5]複勝率28.6%
7枠[0-2-1-7]複勝率30.0%
8枠[3-1-1-5]複勝率50.0%

基本的に芝レースは、内と外で馬場状態に差がなければ距離ロスが少ない内枠有利。特に開幕して1~2週の開催前半は内有利が定説です。

弥生賞が行われるのは春の中山2週目。1週間使用しただけで馬場はさほど傷んでいません。それにも関わらず8枠に入った馬が活躍しています。

競馬界の定説を覆す逆転現象のカラクリを紐解くと、弥生賞はキャリアの浅い3歳限定戦。内枠に入り馬群にモマれるよりも、外枠から道中スムーズな競馬をした方が能力を発揮できるのではないでしょうか。

また近年の弥生賞は有力馬が前哨戦を使わず皐月賞に直行するケースが激増。少頭数で行われていることが影響していると推測されます。

事実、過去5年の弥生賞は例外なく10~11頭立て。8枠でもフルゲート時の5~6枠に相当するため、ファンが抱くイメージほど不利になっていないんです。

そして今年、弥生賞の最強枠を引き当てたのはヨリマルとグリューネグリーンの2頭。

注目は出走メンバーで唯一の重賞勝ち馬グリューネグリーンです。前走のホープフルSでは内目の枠を引いて馬群でモマれる形になり能力を発揮できておらず、大外枠からスムーズな競馬ができそうな今回は巻き返しの可能性を秘めています!