【函館スプリントS】好走確率75%!?昨年も勝ち馬が該当した「黄金ローテ」で挑む注目の軸馬候補

この舞台でも重賞勝ちがあるブトンドール

この舞台でも重賞勝ちがあるブトンドール


今週から北海道シリーズがスタート。開幕週の注目レースは日曜に行われる函館スプリントステークス(G3、函館芝1200m)です。

例年、バラエティに富んだメンバー構成ゆえに好配当が飛び出すことも珍しくないレース。一見すると難しいイメージですが、実はカンタンに軸候補を絞り込める「黄金データ」が存在します!

注目ポイントは「出走馬のローテーション」です。函館スプリントSでは「前走G1組」が強く、過去10年で5勝をマークしています。出走数の多さもさることながら、連対率・複勝率は高く要注目です!

▼前走クラス別成績(過去10年、札幌施行の21年を除く)
3勝クラス[1-1-1- 6]連対率22.2% 複勝率33.3%
オープン [1-5-3-51]連対率10.0% 複勝率15.0%
G3 [0-1-0- 9]連対率10.0% 複勝率10.0%
G2 [2-0-1- 9]連対率16.7% 複勝率25.0%
G1 [5-2-4-28]連対率17.9% 複勝率28.2%

ご覧の通り、基本的には前走クラスが上であるほど信頼度が高いことが分かります。

その中でも、特に好成績を残しているのが「前走桜花賞組」です。

▼桜花賞から参戦した馬の成績
16年1着 ソルヴェイグ(12人気)
→前走桜花賞17着

16年16着 キャンディバローズ(9人気)
→前走桜花賞13着

17年1着 ジューヌエコール(3人気)
→前走桜花賞9着

22年1着 ナムラクレア(1人気)
→前走桜花賞3着

過去10年で4頭と出走数は少ないながら、なんと3頭が勝利!16年には12番人気と低評価だったソルヴェイグが巻き返しに成功しており、まさしく「黄金ローテ」といえます!

まず、3歳牝馬は斤量が軽く設定されているため純粋に有利。そして好メンバーが揃っていたマイル戦の桜花賞から、G3の芝1200m戦に条件が替わり、スプリンタータイプの馬が走りやすくなる。この2点が主な好走の要因でしょう。

今年はブトンドール(桜花賞9着)、ムーンプローブ(桜花賞17着)がこの条件に該当。中でも、過去の勝ち馬と「過去に重賞勝ち」の共通点があるブトンドール(函館2歳S勝ち)は激アツの軸馬候補です!