【札幌記念】3年続けてズバリ!名手アンカツが教える「スーパーG2」攻略法

昨年の札幌記念(G2、札幌芝2000m)は、自信の本命ジャックドール(3人気)から◎☆△でズバリ!

2023年上半期もヒット連発。SNSで話題沸騰中の「アンカツ」こと安藤勝己さんが、元ジョッキーの視点からズバリ予想します!

☆ポイント☆
  • 実績馬が断然有利

個人的に札幌記念は2020~22年と3年続けて当てとる相性のレースやからね。

今年も昨年の勝ち馬ジャックドールを筆頭に好メンバーが揃ったけど、「定量戦」の札幌記念では何にも増して競走馬としての『格』がモノを言う。

一般的な別定戦やハンデ戦では成績に応じて負担重量が加算されて、出走馬の能力差が軽減されるように調整されとる。

ところが定量戦は文字どおりG1や重賞をナンボ勝っても牡馬は58キロ、牝馬は56キロ(3歳馬は3キロ減)で出走可能や。

競馬界には「夏は格より調子」なんて言葉があるけど、札幌記念に関してだけは格下馬がほとんど通用しとらん。秋まで出走間隔に余裕があるで、目標は先でも有力馬は格好をつけられる状態まで仕上げて来るし、直近5年を見ても地力で勝る前走G1組が圧倒しとる。

ただ、前走G1組でも出ているだけで、回ってきただけの馬はさすがに厳しい。理想は直近で掲示板に載っとるG1馬か、最低でもG1連対の実績は欲しいところや。

▼札幌記念の前走クラス別成績(過去5年)
G1 [4-5-4-17]複勝率43.3%
G2・G3 [1-0-1-31]複勝率6.7%
オープン[0-0-0-5]複勝率0%
※前走海外レースの成績を含む

今年のメンバーやとシャフリヤール、ジャックドール、ダノンベルーガ、プログノーシスあたりが候補になるかな。この中でダノンベルーガは、いかにも天皇賞・秋を見すえた叩き台って感じで評価を下げとるね。

右回りが懸念になる馬ではあるけど皐月賞で4着に来た実績があるで、わざわざドバイターフに続いてモレイラが乗るんやし、慎重な厩舎コメントも、逆に煙幕のような気がしてならん。これは臭いと違うか?(元JRA騎手)。