【オールカマー】良血馬ローシャムパークが本格化!力強く差し切り重賞連勝!

タイトルホルダーを差し切ったローシャムパーク

タイトルホルダーを差し切ったローシャムパーク

9月24日(日)、4回中山7日目11Rで第69回産経賞オールカマー(G2)(芝2200m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の4番人気・ローシャムパーク(牡4、美浦・田中博厩舎)が道中5番手を追走すると、直線力強く伸びて前を捉え優勝した。勝ちタイムは2:12.0(良)。

2着には1馬身1/4差で1番人気・タイトルホルダー(牡5、美浦・栗田徹厩舎)、3着にはクビ差で6番人気・ゼッフィーロ(牡4、栗東・池江寿厩舎)が続いて入線した。

勝ったローシャムパークは曾祖母が97年天皇賞・秋などを勝った女傑エアグルーヴという良血馬。前走の函館記念で初重賞制覇を果たしており、見事重賞連勝となった。

馬主は有限会社サンデーレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム

  • ローシャムパーク
  • (牡4、美浦・田中博厩舎)
  • 父:ハービンジャー
  • 母:レネットグルーヴ
  • 母父:キングカメハメハ
  • 通算成績:10戦6勝
  • 重賞勝利:
  • 23年オールカマー(G2)
  • 23年函館記念(G3)

ローシャムパーク
ローシャムパーク
ローシャムパーク


1着ローシャムパーク ルメール騎手
「この馬で改めて重賞を勝つことができて嬉しいです。レースはタイトルホルダーの近く、2、3馬身前にタイトルホルダーがいました。ずっと流れて冷静に走ることができました。手応えが良くて素晴らしかったです。

この馬の強さは、トビが大きく、ずっと良いペースを維持する事ができるところですね。レースごとに強くなっています。今日はG2でしたが、タイトルホルダーを負かしたので、G1レベルにいけると思います」

1着ローシャムパーク 田中博康調教師
「上手に乗ってもらえました。馬はここ最近安定していますね。今回は1段踏み込んだ仕上げでしたが、それにも耐えてくれました。競馬場での雰囲気が前回より良かったですし、今回は輸送競馬でも平常心で行けました。

ハミ取りが強いところがありますが、向正面手前で行ってくれて、流れが変わりました。最後もしっかりした脚。去年のセントライト記念の時はまだ途上で、最後はガス欠になってしまいましたが、一年経って身になってきましたね。

距離は本来は持つ馬です。心身のバランスが2000ぐらいがギリギリかと思いましたが、少しずつ本来の距離に挑戦できるのかもしれません。2400もチャレンジできると思います。

またまだ強くなる器。次走に関しても選択肢が広がって楽しみです。次はじっくり考えます。 (田中師2週連続重賞Vについて)馬が頑張ってくれました。夢のある勝ち方をしてくれました。楽しみでもありますが、緊張感を持ってトライしたいです」

2着タイトルホルダー 横山和生騎手
「正直、次を見据えての調教、過程でしたが、これだけの走りを見せてくれて馬には頭が下がる思いです。次を含めて楽しみしかないですし、この先も頑張りたいです」

2着タイトルホルダー 栗田調教師
「スタートからタイトルホルダーらしい競馬。返し馬は落ち着いていて、今回はこの馬らしい競馬ができてホッとしました。負けはしましたが、内容は強かったです。底力がないと2着まで残せないので、底力を改めて再認識しました。次走は放牧に出して、数日様子をみます。とりあえず無事に帰ってきてホッとしました」

3着ゼッフィーロ 戸崎騎手
「スタートをスムーズに出てくれて上手く流れに乗れました。道中行きたい進路を見つけて促しても反抗したりしましたが、それでも直線はしっかり伸びてくれました」

5着ガイアフォース 西村淳騎手
「良い感じでした。4コーナー手前で、左手前を替えてくれなかったです」

6着ジェラルディーナ 団野騎手
「流れに乗り切れませんでした。スタートで遅れてついて行けず…。前残りの競馬だったので、後ろにいたくなかったのですが、最初の位置取りが悪かったです」

※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。