【新谷厩舎の中東遠征記】ドバイの今vol6

ドバイのパキスタン料理店にて

ドバイのパキスタン料理店にて


みなさんこんにちは♪チーム新谷きんに君の上腕二頭筋辺りを担当している松田です(笑)。

少し前にこのコラムで書いたように、ドバイでは記録的な大雨になり移動することの大変さも紹介したんですが、それによりドバイの馬場も多少変化しているように感じてます。

以前からドバイの今年の馬場は軽くて硬い印象がありましたが、大雨の影響でさらにその状況が進んだように感じます。当然スピード重視の馬作りをしていかないとダメなのかな、と感じています。

この馬場を味方にしなければ勝つことは難しいと思う。だけどココで勝ち、勝つことの意味の先を見たい。たぶん文章では書き出せない興奮の向こう側を見ることができると思ってます。

やり遂げた安堵感なのか、それを確かめたい一心で今日も僕はリメイクに跨り、その日が来ることを楽しみにしている1人です。

勝つことにしか意味がない一戦です。競馬までホンマに注意し、今までの経験を活かして競馬当日に最高のパフォーマンスを出せるように調整していたいと思います。

その調整を陰ながら支えてくれているのが現地のスタッフ、グルマーの存在です。彼らはパキスタンから来てここメイダンで何十年も働いており、ドバイで活躍した日本馬やそれらの馬の癖や特徴、またその馬たちのスタッフまで記憶してるんですよ。すごくないですか?

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そんな彼らに馬房掃除や馬を洗う時や治療のヘルプなど、色々と助けてもらっているんですよ。その感謝の意味を込めてBARN5厩舎のグルマーたちと日本人スタッフ数名と彼等のオススメするパキスタンレストランに行ってきました。インド料理に似て香辛料の味は強く感じましたが、美味しくいただきました。

彼等が仕事場ではあまり見せない笑顔や故郷の話を聞き、嬉しくまた国が違うとこんなに違うのかと感心した部分もありました。

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このBARN5厩舎からドバイで活躍できる馬が出て、彼らが手伝ってくれたことへの恩返しになればと思ってます。とにかく無事に当日を迎えられるように頑張って行きたいと思います。

それではまた。