【クイーンS】今年は1頭だけ!馬券率5割超え「黄金パターン」に該当した意外な伏兵

昨年2着から更なる前進を狙うウインピクシス

昨年2着から更なる前進を狙うウインピクシス


突然ですがクイーンステークス(G3、札幌芝1800m)には人気の有無を問わず、馬券率5割を超える『黄金パターン』が存在するのをご存知でしょうか?

最大の特徴は2020年1着レッドアネモス(11人気)、19年3着カリビアンゴールド(9人気)など爆穴馬券を連発しているにも関わらず、何故か人気にならないこと。昨年も数少ない該当馬だったウインピクシスが9番人気で2着に激走しました。

論より証拠。クイーンSは最終追い切り場所が「札幌芝コース」の馬に注目。直近5年の1~3着馬15頭のうち8頭が該当していて、先ほど紹介した穴馬3頭を含む5頭が「ジョッキー騎乗」でした。


●23年
2着 ウインピクシス(9人気)※
札幌芝ラスト1F 11秒9(馬なり)

3着 コスタボニータ(3人気)※
札幌芝ラスト1F 11秒6(馬なり)

●20年
1着 レッドアネモス(11人気)※
札幌芝ラスト1F11秒8(強め)

2着 ビーチサンバ(4人気)※
札幌芝ラスト1F 11秒8(強め)

3着 スカーレットカラー(1人気)
札幌芝ラスト1F 12秒6(馬なり)

●19年
1着 ミッキーチャーム(1人気)
札幌芝ラスト1F11秒3(馬なり)

2着 スカーレットカラー(5人気)
札幌芝ラスト1F 11秒9(馬なり)

3着 カリビアンゴールド(9人気)※
札幌芝ラスト1F 11秒5(馬なり)
(※は最終追いでジョッキー騎乗)

馬券のポイントは輸送が無い『滞在競馬』であること。また該当馬8頭中6頭の手応えが「馬なり」のように速い時計は必要なく、本番に近い環境で追われている馬が有利なレースです。

さらに今年、最終追い切りが「札幌芝コース」で、「ジョッキーが乗り手応え馬なり」の馬は、記事執筆時点で人気薄が予想されるイフェイオン1頭だけ!

ちなみに今週の調教に騎乗した川又賢治騎手(レースでは西村淳也騎手)は、23年3着コスタボニータ(3人気)の最終調整も担当。本番で騎乗した松山弘平騎手の代役を務めキッチリ仕事を果たしており、隠れた腕達者ジョッキーの勝負仕上げに要注目です!