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【2歳馬情報】女王の息子たちが日曜の中京に集結!
2024/9/16(月)
3日間開催も終わり、来週からはG1シリーズが始まる。中山、中京では今週も続々と良血馬がデビューするが、今週デビュー予定の評判馬、良血馬を厩舎育ちのPOG好き、数多くの名馬をPOGで指名した達人・山田乗男が紹介していく。
◆9月21日
●中山芝1600m
サマースピリット(牝、Invincible Spirit×Midsummer Fair、美浦・国枝厩舎)
母はフローラS勝ち馬。半姉サマートゥリスト(4勝)、半兄ユハンヌス(現3勝、※現役馬の成績は9月8日時点、以降同)。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)はウッド6F81秒7-11秒5。
「フットワークは軽いけど、イメージは瞬発力勝負型ではなく、スピード持続型。このあたりは父の産駒らしい。マイル向きで、オークスよりも桜花賞が目標かな」と現地記者の話。国枝厩舎は今年の2歳新馬戦が4戦連続2着。本馬で新馬戦初勝利といきたい。鞍上は三浦騎手の予定。
レオネッサ(牝、モーリス×アイムユアドリーム、美浦・池上厩舎)
母は3勝。半兄ユアヒストリー(JRA4勝、地方1勝)、近親サヴォーナ(現3勝、重賞2着2回)。時計はウッド5F68秒1-12秒3。なお翌週の中山マイル戦にまわる可能性もある。
●中山ダート1800m
テンワンダーマン(牡、ルヴァンスレーヴ×ムツミマーベラス、美浦・金成厩舎)
半姉ウルトラマリン(5勝)。追い切りはウッド6F81秒4-12秒1、5Fは65秒を切る速い時計をマークしている。新種牡馬ルヴァンスレーヴの産駒は、9月7日の新馬戦でトリポリタニアが初勝利。本馬も続きたい。
スノークルーズ(牝、リアルインパクト×エレガントクルーズ、美浦・武藤厩舎)
ダービー馬フサイチコンコルド、皐月賞馬ヴィクトリー、アンライバルドを出したバレークイーンの一族。母は平地と障害で1勝ずつ。追い切りは、ウッド5F69秒9-11秒9の時計が出ている。
●中京芝1600m
ジーティードレス(牝、サートゥルナーリア×リトルダーリン、栗東・辻野厩舎)
母は3勝。半兄フィニステール(4勝)、祖母エリモエクセル(オークス勝ち馬)。8月頭から坂路に入って乗り込んでおり、運動量は豊富。2週前から本追い切りをCWに切り替え、1週前は6F82秒3-11秒9の時計で、古馬オープンに先着している。
ボーヌロマネ(牡、マクフィ×リサプシュケ、栗東・橋口厩舎)
半兄ペイシャエス(現5勝、交流含む重賞3勝)。追い切りは、CW6F83秒3-12秒1。「兄はダートの活躍馬だけど、稽古を見ると走りの素軽さが目立ち、まずは芝から適性を見る。馬体はコンパクトで適性距離はマイルまでかな」と記者の話。鞍上は松山騎手の予定。
◆9月22日
●中山芝1800m
スペードギニー(牡、リオンディーズ×ローズノーブル、美浦・武井厩舎)
母は4勝。半兄ジュビリーヘッド(現5勝、函館SS2着2回)。1週前はウッド6F81秒3-12秒0、2週前にもウッド6F82秒3をマークするなど全体時計が目立っている。鞍上はルメール騎手の予定。
ピックデムッシュ(牡、レイデオロ×サンティール、美浦・鹿戸厩舎)
母は4勝。おばサンソヴール(愛知杯2着)。追い切りはウッド5F67秒8-11秒7の時計が出ている。
●中京芝2000m
ミラージュナイト(牡、バゴ×ラキシス、栗東・辻野厩舎)
母はエリザベス女王杯勝ち馬。半兄マキシ(現4勝)、おじサトノアラジン(安田記念勝ち馬)。CW6F84秒4と全体は遅いものの、終い2F11秒8-11秒5は目立っている。
「1週前追いは、初めて本格的に長めからの調教。軽いジョッキーが乗ったとはいえ、終い1ハロンは切れのある動きで好時計をマーク。幅のある中長距離向きの体型でスタミナもありそう」と記者の話。鞍上は川田騎手の予定。
ダノンジャガー(牡、キズナ×カヴァートラブ、栗東・池江厩舎)
母はアイルランドオークスなど欧州でG1を2勝。本追い切りはCWが主体だったが、ここ2週は坂路で行われ、2週前は坂路54秒2-12秒0、1週前は52秒5-12秒1とデビューへ向け上昇が窺える。
サンライズアレス(牡、ドゥラメンテ×デックドアウト、栗東・矢作厩舎)
母はアメリカンオークス勝ち馬。セレクトセール1億4300万円(税込)。追い切りはCW6F81秒2-12秒8と終いが少々かかったものの全体時計は上々だ。POGでも人気になった全兄ダノンマカルー(現1勝)はダート向きだったが、本馬は芝でどれだけ走れるか確認したい。
サトノシャイニング(牡、キズナ×スウィーティーガール、栗東・杉山晴厩舎)
母はアルゼンチンG1勝ち馬。追い切りはCW6F83秒4-11秒6。2週前にも近い時計が出ており、仕上がりは順調のようだ。
ニシノプロテア(牡、ルーラーシップ×ニシノマナムスメ、栗東・橋口厩舎)
母は4勝、重賞2着2回。全兄ニシノカツナリ(3勝)、祖母ニシノフラワー(GⅠ3勝)。CW6F83秒1-11秒7をマークし、3頭併せで最先着している。
●中京ダート1400m
プロミストジーン(牝、ナダル×プロミストリープ、美浦・上原佑厩舎)
母はデビューから2連勝。おじプロミストウォリア(現6勝、重賞2勝)。
ウッド6F82秒4-11秒3と、全体、上りともに好時計をマークし、母同様に初戦から期待できる。
◆2歳新規入厩
ヘヴンリーゴール(牡、ロードカナロア×キストゥヘヴン、美浦・戸田厩舎)
母は桜花賞勝ち馬。全兄タイムトゥヘヴン(現2勝、ダービー卿CT勝ち馬)
マリアイリダータ(牝、ドゥラメンテ×マルケッサ、美浦・田中博厩舎)
全兄ドゥラエレーデ(現2勝、ホープフルS勝ち馬)
オブラマエストラ(牡、レイデオロ×ブエナビスタ、栗東・池添厩舎)
母はG1を6勝。半姉タンタラス(京都牝馬S3着)、ソシアルクラブ(4勝)
ブラックソンソルト(牝、アドマイヤマーズ×ライラックスアンドレース、栗東・松永幹厩舎)
半姉ラッキーライラック
ヴァルチャースター(牡、サートゥルナーリア×ハープスター、栗東・池添厩舎)
母は桜花賞勝ち馬。半兄ライラスター(現2勝)
アマキヒ(牡、ブラックタイド×アパパネ、美浦・国枝厩舎)
母はG1を5勝。半姉アカイトリノムスメ(秋華賞勝ち馬)、半兄ジナンボー(重賞2着2回)、ラインベック(重賞3着2回)
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