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再コンビのダノンデサイルは惜しくも3着、東京開催最終週は18鞍の騎乗!【戸崎圭太コラム】
2026/6/19(金)

東京開催最終週を迎え、今週の乗鞍は怒涛の18鞍。テン乗りばかり、週末は雨予報と、厳しい環境はつきまとうが、結果を積み重ねていく一週間となる。今回は、急変する天候に翻弄された宝塚記念の舞台裏から、各馬の手応え、そして今週の注目馬まで振り返ってもらった――。
天候急変も見せ場は作った宝塚記念
——今週は魅力的な乗鞍も多く映りますが、大半がテン乗りということで、まず先週のレースから伺えればと思います。宝塚記念(G1)に臨んだダノンデサイルは3着でした。
戸崎:パドックで跨った時の雰囲気は、前回僕が乗せてもらった時(有馬記念)よりも随分落ち着きが出ていました。集中も増しているかなというのは感じていました。
レースのプランとしては、先生とも話をして「無理にポジションを取って急がせたくない」ということは言っていたので、出てからのリズムが重要かなとは思っていたのですが、思ったよりもポジションは後ろになってしまったなという感じでした。
1コーナーで躓くというか、滑ったというか、少しそんなところもあったのですが、その後は馬場に脚を取られているような感じはありませんでした。最後の脚も凄い脚を見せてくれたので、結果3着でしたが、改めてこの馬の強さというのは感じたかなと思いました。
——リズム重視の中とはいえ、以前は先行策を採れていた馬です。思ったほど行きっぷりは良くなかったということでしょうか?
戸崎:そうですね。普通に出て、走るリズムや走る気持ちがすっとあればポジションを取れるのかなとは思っていたのですが。
——そこは良くも悪くも、ここ最近の競馬がだんだんと繋がっているというところもあるのでしょうか?
戸崎:うーん、ちょっとこの馬に関しては、気性の部分で何とも難しいところですが……。
——位置取りに関しては、厩舎サイドとも共通の認識だったと思いますが、そこはある程度、前の競り合いもあるというのは想定されていたのでしょうか。
戸崎:行く馬は大体行くだろうなという感じではありましたね。ただ、別にペースが流れるからという感じではなく、あくまでこの馬本位に考えた結果ですね。
——直前に急なスコールのような状態になったと思います。環境が変わった中での3着でした。ちなみにそのお話をされた時というのは、天候はどうだったのでしょうか?
戸崎:雨ではなかったです。最初はパラパラと降ってきて、急に土砂降りでした。ただ、今回は先着された2頭は先行していましたが、自分の感触でこういう馬場になったら、僕は逆にああいう位置でもいいのかなという認識です。
——当日の雨雲レーダーを見ていたら、相当降りそうな気配はありましたが、それにしてもあれくらい酷くなるというのも珍しいことですね。
戸崎:最初はパラパラと降っていましたが、いきなり降る量がすごかったですね。良から重になったくらいなので、馬場を気にする馬は出てくるかなとは思います。人間も寒さを感じるくらいでしたよ。急なことですからかっぱを着て馬場に向かうこともできなかったですから。
——先ほどの話では、1コーナーで少しバランスをというところがあったと思いますが、ボロをしていたのではないかとも指摘されていますね。
戸崎:そこは分からないですね。ただ、基本的に尻尾を上げて走ることが多いので、そこは他の馬と比べても集中力が足りないのかなという気持ちもありますが。それでも走れる馬ではありますよね。
——右回りということで、近走で言われていたモタれ癖という点は今回いかがだったでしょうか?
戸崎:特に問題なく、改善されていたかなと感じました。それでも左回りのほうがスムーズな走りができるのかなと思います。最後も重といっても不良に近いようなコンディションであれだけの脚を使えるのだから、よく伸びていたと思いますよ。
——あと最後の脚を見ると、東京コースだったらより面白いのではないかなと思うところはありますが、どうだったでしょうか?
戸崎:そうですね。東京は一番いい条件かなとは思っています。またしても3着という結果にはなってしまいましたが、次へ繋がりそうかなという予感も感じさせるところはあったので、改めてこの先も頑張っていただければなという感じはしますね。
府中牝馬Sはテレサと初コンビ!
——今週は騎乗経験がある馬はかなり限られますが、土曜日のクレアノアはどうでしょうか?
戸崎:こちらも頑張ってはくれているのですが、追ってからがね、もう一つ沈んでしっかり伸びていってくれると、もっといいなというところはあります。
——少し久々になりますが、チムグクルはどうでしょうか?
戸崎:もうこのクラスを卒業できるのは成績で示されているので、上手く結果を出せればいいなと思います。
——日曜日のグーテンベルクは、前回1400mで惜しい結果でしたが、いかがでしょうか?
戸崎:距離を詰めて走りやすかったかなとは思います。力のある馬なので、そろそろこのクラスでもとは思っています。
——普通に予報通りであれば天気は怪しいのかなという感じはしますが、道悪になった場合はどうなのでしょうか?
戸崎:あまり……綺麗な馬場のほうがいいとは思いますけど。
——府中牝馬S(G3)のテレサはテン乗りですね。
戸崎:レース映像を見る限りは道中のハミ掛かりがいいのかなという感じはしているので、折り合いとリズムを大事にしていきたいなと思います。
——先週のその他の騎乗では、コルレオニスは人気薄で3着でした。
戸崎:折り合いが難しそうな感じだと話はしていたのですが、スムーズに走れたかなとは思います。4コーナーで少し並びかけに行く時は、外の馬を気にしているのか何か、少し斜めになってしまう感じもあったのですが、その後も渋太く頑張ってくれたかなと思います。
——グランデスフィーダはいかがだったでしょうか?
戸崎:少し体の緩さと気持ちと、まだ変わってきてほしいなという部分はありましたが、3歳馬との混合戦になって、周りが速いなという感じは受けました。最後は少し来ているので、展開とメンバー次第という感じでしょうか。
——エジプシャンマウはやはり休み明けの分でしょうか?
戸崎:休み明けにしても少し物足りないところはありました。呼吸音というか、そのあたりがどうなのかなというところはありました。
——リラエンブレムは、長期休養明けを叩いて2戦目でした。
戸崎:リズムがあまり良くなかったですね。武幸四郎調教師からも「出たなりで、あまり慌てさせてしまうと一息で走ってしまう」というところも聞いていたので、そのあたりは気を付けていたのですが……。もう自分から走っていってしまう感じでしたね。
——ジーティーキャリーは新馬戦で2着と惜しい結果でしたが、こちらはどうだったでしょうか?
戸崎:凄く乗りやすくて優等生な馬でしたね。結果だけが悔やまれます。
——ヴァルカンテソーロも惜敗でした。
戸崎:そうですね。レース映像を見ていても、あまり付いていけないのかなという感じだったのですが、今回はスタートも出てくれて流れにも乗りやすかったです。この競馬を続けていければいいなと思います。
——さて、今年のWBCはTVでの放送がないことを知らなかった戸崎さんですが、サッカー・ワールドカップはチェックされたようですね。
戸崎:そうですね。こちらは見ました。月曜の早朝だったじゃないですか?そこは起きて、リアルタイムで観ましたよ。いい試合でしたね!
——次週のラジオNIKKEI賞はスカイスプレンダーに騎乗。この先の夏競馬も概ね、福島と新潟での騎乗ということですね。
戸崎:そうなりますね。
——今年絶好調の地方競馬での交流競走での騎乗にも期待ですね。今週もありがとうございました!
戸崎:ありがとうございました!
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