【札幌記念】まだ衰えなし!ローシャムパークが札幌で巻き返しを狙う

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帰国初戦となるローシャムパーク

帰国初戦となるローシャムパーク


札幌記念
ローシャムパーク
山﨑啓行調教助手

——前走は香港へ遠征、チャンピオンズ&チャターカップに出走して6着でした。レースを振り返ってください。

山﨑助手(以下、山):海外遠征経験が豊富ですし香港も2度目なので、輸送も現地調整も問題なく進められました。レースもスムーズに運べて4コーナー辺りでは「やれるのではないか」という気持ちで見ていましたが、そこからローシャムパークらしいドンという爆発力が見られず、らしさを出せずに終わってしまったなという感じです。

若い頃から折り合いに難しさがあって、日経賞と前走はメンコを着けました。メンコは折り合いについては進境に繋がったかもしれませんが、もしかすると持ち味の爆発力を削いでしまったのかもしれません。次はメンコを外す予定です。

—— 今回札幌記念を選択した意図は。

山:ハービンジャー産駒で洋芝の北海道開催で好成績を残していますし、レース間隔も良く、斤量が過度に重くなりませんからね。札幌競馬場で1番大きなレースで格もあるので、このタイトルを取りにいく設定での参戦です。

——この中間の過ごし方を教えてください。

山:帰国後は白井の競馬学校で着地検疫をして、その後ノーザンファーム天栄へ放牧に出しました。牧場で疲れなどをケアしてもらって、7/14(火)に帰厩しました。

——この中間の調整テーマは。

山:若い頃ではなく最近になってノドの手術をした馬なので、ノドに負担のかかるようなフォームで馬がイヤな思いをしないように、引っ張り込み過ぎず気持ち良くリラックスして走らせることには気を付けてきました。

——調整過程の手応えはいかがですか。

山:時計を制御したりオーバーワークにならないように抑えることはありましたが、馬の気持ちを損ねるような引っ張りはすることなく、良い感じで進めてきています。すごく能力が高い馬なのでそれに見合った負荷をかけてきていますが、1週前追い切り後の馬体を見ると少しふっくらしているというか、立派に映るかなという印象で、動きも少し重たさが残る感じはあります。

いつもは後ろから行く併せ馬で前の馬にガーッとすごい勢いで並んでいくのがローシャムパークの特徴なのに、この中間は馬体を並べていったところでフッと抜けてしまうというか、止めている訳ではありませんが本来のガーッと行くらしさが見られません。動きの重さと本来の元気さが見られないという2点は気になります。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

山:前走は香港に移動した後も元気が良いというか、毎日ローシャムパークらしいガーッと行く感じで走っていて周囲から「競馬に行って大丈夫?」というくらい活気があったので、その点で比較すると前走の方が良かったかと思います。レースまでまだ時間がありますし、しっかり調整していきます。

——札幌初参戦です。札幌芝2000という舞台適性への見通しは。

山:「札幌はローカルの小回りコースだ」と言う人もいると思いますし、この子はトビが大きいので「トビが大きくて小回りは苦手だ」という人もいるかと思いますが、札幌はコーナーの半径も大きくそれほど小回りという感じではありませんからね。折り合いに難しさがあるので、適度に減速してバランスを調整しながらリラックスして走りやすいコーナー4つのコース形態は、競馬を組み立てやすいと思います。

ゲートが上手な子ではありませんし、もし内枠を引いて1馬身くらい出遅れてしまったら挽回が難しくなるので、その点は注意していきたいです。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

山:ブリーダーズカップターフで2着に入る実力がありますが、ここ最近それをお見せできていないことが陣営として不甲斐なく思っています。

年齢的なものもあって「衰えてしまったか」と思われてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、日々身近に接している我々としては「そんなことはない」と思っています。

身内を擁護している訳ではなく、やれていいという感触はありますし、競馬場で溌剌とした走りをするローシャムパークをお見せしたいと思っています。