【紫苑S】土つかずのベンヴェヌータが無敗で重賞獲りに挑む!

この記事をシェアする
ここまで2戦2勝のベンヴェヌータ

ここまで2戦2勝のベンヴェヌータ


紫苑S
ベンヴェヌータ
辻哲英調教師

——前走のミモザ賞を勝ってデビューから2連勝をあげました。レース内容を振り返ってください。

辻調教師(以下、辻):特にこちらから注文はつけていませんでしたが、ジョッキーは頭数やメンバーを考慮して「勝つなら逃げてもいいかな」というイメージで逃げたと思います。逃げてそのまま結果を出してくれましたし、上手に競馬をしてくれたと思います。

——今回紫苑ステークスを選択した意図は。

辻:前走後にごく軽度の骨折が判明したので、春シーズンは使うのを止めよう、となりました。休養を挟んでどこから始動したらいいか考えたときに、ごく軽度といえ骨折明けですし暑い新潟よりも中山まで待ってトライアルにチャレンジするのもいいかと思いここを選択しました。

——この中間の過ごし方を教えてください。

辻:山元トレセンへ放牧に出して、レースのひと月くらい前に帰厩しました。脚元の状態を見ながら、少しずつ負荷をかけてきています。

——8/26(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

辻:1週前なのでしっかり負荷をかけたかったことと、ジョッキーに春先との比較をしてもらいたかったので石橋騎手に乗ってもらいました。元々折り合いに不安があるタイプではありませんが道中に力まず走れていましたし、ラストもすごく動く馬相手にヒケを取らず動けていました。

ゴール板を過ぎても緩めず走れて、狙い通りの1週前追い切りができました。ジョッキーは「力強さが出てきて、ラストまで脚取りもしっかりしていました」と話していました。

——現状で先生が感じるこの馬のストロングポイントを教えてください。

辻:折り合いを欠くことのない、操縦性の高さかと思います。

——今後の成長を期待しているところは。

辻:まだ線の細さが残っているので、その辺りに今後の成長余地があるかと思っています。この中間も少しずつ階段を上がっている状況ですね。

——レースへ向けて意気込みをお願いします。

辻:春シーズンは競馬では折り合いを欠くことはありませんが、競馬に向かうまでの段階でテンションが上がってしまうという精神面の幼さを見せていました。

今回もまだそのような幼さがのこっているであろうなかでの休み明け、しかもただの休み明けではなくごく軽度とはいえ骨折休養明けですし、多頭数や一気のメンバー強化と乗り越えないといけない山はかなり高いと思います。このような現状のなかでどれだけやれるか、今後を占う意味の大きな一戦だと思っています。