騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【NHKマイルC】縁ある府中でレジェンド・中野栄治元調教師が見直したいお宝馬
2026/5/9(土)
| 1週前 栗東ウッド(稍重) | ||||||
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| 83.3 | 66.4 | 50.2 | 35.5 | 11.3 | 一杯 | |
いよいよ今週から東京のG1が開幕だね。やはり日本ダービーが開催される競馬場だし、ファンの方々もより盛り上がってきているんじゃないかな。
舞台となる府中には昔住んでいたことがあったから、思い出が多いんだ。これは以前から話していることだ。
聞くところによると、府中駅のすぐ西側にある"国際通り"は再開発が進んでいるだってね。昔はキャバレーや映画館など、随分ディープな通りだったんだよ。寂しくもあるけれど、時代の流れだから仕方ないのかな。
もっと古い話をしちゃおうかな。まだ僕が18歳くらいの頃。昔の府中は今のようにビルが立ち並んでいなくて、平屋建てばかりでね。
当時のブームは喫茶店。当然僕もよく通っていた。コーヒーはブルーマウンテンがステータス。以前は"ブルマウ"なんて呼ばれていたなぁ。
今は使わなくなったけれど、ベテランのマスターがいる喫茶店に行った時は"ブルマウ1つ"なんて頼み方をしてみてよ。「おっ、通だね」って反応をしてくれるかもしれないよ。
え?お酒の話じゃないのなんて珍しいって?当時はまだ未成年だったからね、飲んでないよ、本当だよ(笑)
それでは話を本題に移して、今週のナンバーワンはアドマイヤクワッズだ。
先週、今週は水曜日に坂路で追い切って軽快そのもの。中間の日曜日にはCWコースで3頭併せで負荷をかけて、リズムも反応も良かったと思う。前2走はやはり距離なのかな。実績のあるマイルで見直したい馬だよね。
ダイヤモンドノットも順調にきていると思う。今週の坂路では若干頭の高さは気になったものの、硬さはないし手前もスムーズに替えていたので終いもシッカリと伸びていた。あとは東京のマイルをこなせるかどうかだろう。
サンダーストラックの前走は折り合いを欠いてしまったけれど、これでガス抜きができたかな。先週、今週と意欲的な併せ馬だった割には折り合って集中していたからね。実績的にガラリ一変があっても驚かないな。
最後にロデオドライブ。2週続けてウッドコースでの併せ馬。ともに手前の替え方がぎこちなかったね。それでも替えてからはスムーズに加速してイイ伸びだったし、状態は良好だと思う。あとは実戦で上手く手前を替えられればだろう。
アセンブリールーム
逃げ馬ではないけれど、ここは東京6Rのアセンブリールームを狙いたい。前走を見ていてもマイルだと引っかかる。能力はあってもスタートを失敗したり、鼻出血だったり、掛かったりとうまくいっていない。1勝クラスなら力が上だと思うよ。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。





