帝王賞
(Jpn1・ダ2000m)
7月2日 20:05発走 大井競馬場

出走馬&展望

ウィルソンテソーロ 川田将雅騎手
ここ1年以上、国内では崩れていない強豪。ドバイワールドカップなど厳しいレースの2000mより、序盤が緩む2000mのほうが走りやすい馬で、今回抜群に飛ばす先行馬が不在のメンバー構成の帝王賞は合うはず。

先行策でも差しても競馬できる柔軟性もこの馬の武器。内の出方を見ながら運べる枠順も歓迎。巻き返しに期待。

ミッキーファイト C.ルメール騎手
重賞3勝の強豪。G1は未勝利ではあるものの、明らかに距離が短いフェブラリーSで外を回りながら3着まで差してくるなど力のあるところを見せている。

この舞台でもジャパンダートクラシックでフォーエバーヤングの2着に入るなど適性を示しており、軽い砂にも対応可能。大きなマイナス点はなく、上位争いが期待できそうだ。

ラムジェット 三浦皇成騎手
コーナーが4つの広いコースが合っている馬。サウジカップはコース形状が合っておらず、続くドバイは海外の続戦ということもあって疲れもあったはず。そういう意味では立て直された今回のほうが見直せる。

少しテンに置かれるところがあるだけに、中盤から動きのある展開になってほしいところ。4コーナーで前を捕まえる形に持ち込みたい。

アウトレンジ 松山弘平騎手
今年の平安Sを勝って勢いに乗っている。2走前のダイオライト記念は2400mで距離が長かった可能性が高く、3走前の名古屋大賞典7着はコース形態も合っていなかったか。

7着とはいえ勝ち馬から0.4秒差で大負けもしていない。今回は広いコースのコーナー4つということで、向正面でうまく息を入れて運べればチャンスがあってもいい。

ディクテオン 矢野貴之騎手
昨年の帝王賞で3着に入ったこともある実力派。今年は南関に転入して3戦目になるものの、川崎記念2着などすでに陣営が調整方法を掴んでいるだけにマークは外せない。

ただ昨年の帝王賞はタイムも遅く、その分好走できた部分も大きいと見る。大井の2000mで速いタイムになった時の対応力が鍵になってくる。