
一時は年間0勝というどん底を味わいながらも、今や大手の主戦ジョッキーとして活躍を見せる
不死鳥ジョッキー。諦めることなく復活を果たした男が日々の騎手生活を自らの言葉で紡いでいく。
励みになるオークスでした
2026/5/28(木)
先週は2頭が3着に頑張ってくれました。ヴァルカンテソーロ(5人気3着)はどうしてもスタートが速くありませんが、その分もあるのかタマって直線はしっかり脚を伸ばしています。立て直されてもうひとつ良くなっており、東京コースも合っていますね。キタノドンカルロ(5人気3着)は距離延長と外枠がかみ合って、砂を被らず追走も楽になりました。もともと力がある馬ですが、改めてキッカケを掴めたように思います。

この土曜は東京で3鞍に騎乗します。2Rのコスモアマデウスの前走はゲートの中で駐立が悪かったのがひとつの敗因。距離は合っていると思うので、スタートに気をつけて流れに乗せていきたい。5Rのマイネルアイフェルは久しぶりの芝になりますが、前回使った1月からは少なからず力をつけています。東京コースも悪くないので、そろそろキッカケを掴めませんか。

日曜も東京で5鞍に騎乗します。1Rのユーゲットミーの前走は初ダートで好内容でした。同じコースの牝馬限定戦で力が入ります。2Rのフェスティヴハートの前走は3角から頭を上げて終始ブレーキ。今回は1ハロン延ばして、メンコも外してみようかと。金曜に感触を確かめて、巻き返すべく対策をして臨みます。
4Rのフォーエバーラブの前2走は芝に戻して感触が悪くありません。今ならマイル戦でも流れに乗れそうで、もう一歩前進に期待しています。8Rのバンフィエルドは前走時の追い切りから乗せていただいていますが、競馬では初騎乗。7歳馬でも元気は良さそうで、東京2400mと相まって新味を出してあげたい。

先週のオークスは今村聖奈騎手の度胸が光りました。デビュー当初から存在感を放っていましたが、100勝を超えてからの難しさを一発のチャンスでモノにしてしまうあたりが持っていますよね。朝のニュースやワイドショーで大々的に取り上げられるなど競馬界にとって素晴らしい貢献ですし、大ベテランから観ても励みになる素晴らしい騎乗でした。
プロフィール

柴田 大知 - Daichi Shibata
1977年6月18日生まれ、栃木県出身。
1996年に騎手デビュー。デビュー2年目までは年間20勝以上をマークする若手有望株として注目を浴びたが、年々勝ち星が減少。遂に2006〜2008年は未勝利に終わった。しかし、騎乗数を徐々に取り戻すと、2011年には中山グランドJで涙のG1制覇。「マイネル軍団」の主戦ジョッキーとしてのポジションも確固たるものとした。2013年にはマイネルホウオウでNHKマイルCを制し、平地・障害ダブルG1制覇を達成した。





