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【東海S】京都開催だからチャンス拡大!一撃狙う伏兵から勝負気配が!
2020/1/23(木)

どのレースでも、過去の傾向などデータをもとに予想しているファンも多いだろう。ただ今年は先週の愛知杯が小倉で行われたように、京都競馬場の改修工事を見越して開催日程が変則的になっているのだ。
今週の東海S(G2)も近年は中京競馬場で行われていた。昨年はインティが逃げ切ったように、過去の好走馬を見ても先行馬が圧倒的に有利だったレース。今年は京都ダート1800mで開催されるため、過去のレース傾向をそのまま当てはめるのは危険だろう。
ここで注目したいのは、同じ京都ダート1800mで行われるみやこSだ。直線が平坦で、条件戦では逃げ切りもよく見られるため先行有利のイメージがある。
だが、オープンや重賞となると傾向が一変する。先行有利の意識も働いて先行争いが激しくなり、みやこSは速いペースで流れることが多い。3コーナーから下り坂があることで後ろの馬も加速をつけやすい。イメージ以上に差しが決まるのだ。
▼みやこS好走馬の2~4角位置取り(近5年)
19年
1着 ヴェンジェンス 13→11→3
2着 キングズガード 14→14→11
3着 ウェスタールンド 11→7→3
17年
1着 テイエムジンソク 4→3→1
2着 ルールソヴァール 5→5→2
3着 キングズガード 15→15→12
16年
1着 アポロケンタッキー 7→7→4
2着 グレンツェント 8→7→8
3着 ロワジャルダン 10→10→8
15年
1着 ロワジャルダン 7→9→8
2着 カゼノコ 10→10→10
3着 ローマンレジェンド 4→4→3
※18年はJBC開催のため施行なし
ご覧のとおり逃げ切った馬はゼロ。4コーナーで先頭だった馬も17年テイエムジンソクだけと、逃げ・先行タイプの苦戦が目立つ。
昨年のみやこSは、逃げられなかったインティが逃げたスマハマに競りかけてペースが速くなり、先行勢が早々に脱落。後方で脚をためていた馬が上位を独占した。
今回の東海Sには、その乱ペースをつくる要因となったインティ、スマハマがともに出走してきた。どちらも前走でキッチリ巻き返したため、上位人気が予想される。この2頭以外に先行したい馬も多くいる。
両馬が同じ失敗をしないようなレース運びをする可能性もあるが、京都ダート1800m重賞の傾向を考えると穴は差し・追い込みタイプ。みやこS1着ヴェンジェンス(牡7、栗東・大根田厩舎)、2着キングズガード(牡9、栗東・寺島厩舎)、4着アングライフェン(牡8、栗東・安田隆厩舎)は要チェックだ。
ヴェンジェンス(大根田調教師)
「ジョッキーには『折り合いをつけて』と。前半をゆっくり入れたし、しまいまでいい感じであがってきたね。ここまでしっかり追い切ってこれたし、いい仕上がりでいけそうだよ。千四を使ってた頃は色々と注文がついたけど、千八を使いだして折り合い面の不安もなくなったし、競馬に対しての心配点が少なくなってきてる。ここも持ち味を生かす競馬をするだけ」
キングズガード(秋山騎手)
「前走時がすごく良く感じたので、それを比べるといくらか物足りないところもありましたね。追い込み脚質なので、展開がうまくはまってくれればいいけど」
アングライフェン(安田隆調教師)
「前走後も在厩して調整していますが、乗り込みも順調ですよ。先週にしっかり負荷をかけてあるので、ややセーブ気味にやりましたが、いい状態でこれています。先行馬が速いペースでレースを引っ張ってくれるようなら楽しみもあると思います」
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