【アルゼンチン共和国杯】毎年のように馬券内!「好走の法則」に合致した有力候補

19年のこのレースを快勝したムイトオブリガード

19年のこのレースを快勝したムイトオブリガード

アルゼンチン共和国杯(G2、東京芝2500m)には、超シンプルな「好走馬の法則」が存在します。

論より証拠。過去1~3着に入ったことがある「リピーター」や、「同舞台の目黒記念で好走した馬」を狙えばOKなんです!

▼AR共和国杯で複数回好走した馬
20年1着 オーソリティ(3人気)
→21年1着(1人気)

18年2着 ムイトオブリガード(1人気)
→19年1着(2人気)

12年1着 ルルーシュ(2人気)
→13年3着(3人気)

▼目黒記念、AR共和国杯1~3着馬の主な成績
21年 目黒記念2着
ヒートオンビート(2人気)
→22年AR共和国杯3着
→23年目黒記念1着

21年 AR共和国杯2着
マイネルウィルトス(4人気)
→22年目黒記念2着(6人気)

18年目黒記念3着
パフォーマプロミス(1人気)
→18年 AR共和国杯1着(3人気)

17年 AR共和国杯2着
ソールインパクト(7人気)
→19年目黒記念3着(9人気)

16年 AR共和国杯3着
ヴォルシェーブ(3人気)
→17年目黒記念2着(1人気)

14年 AR共和国杯1着
フェイムゲーム(2人気)
→17年目黒記念1着(8人気)

12年 AR共和国杯1着
ルルーシュ(2人気)
→13年目黒記念2着(2人気)

スゴいでしょう?アルゼンチン共和国杯と目黒記念はどちらも実績に応じて負担重量が重くなるハンデ戦にも関わらず、片方もしくは両方の好走馬から馬券になる馬が続出しています。

木曜更新の重賞ランキング「コース部門」の記事でも詳しくお伝えしたとおり、東京芝2500mは今年10月の東京開催に条件戦が1鞍だけ組まれましたが、基本的には目黒記念とアルゼンチン共和国杯でしか使用されない特殊条件です。

東京2400mのスタート地点を100m延ばしたところが発走地点ながら、坂下からスタート後すぐに上りとなるため、直線の坂を2回駆け上がることになるのが最大の特徴。

瞬発力に加えて2回の坂超えを耐えうるスタミナや持久力が必要で、好走するには芝2400mとは違った適性が求められるのをご存知でしたか?

その結果、アルゼンチン共和国杯や目黒記念の1~3着馬が毎年のように好走。ヒートオンビートの「21年目黒記念2着→22年アルゼンチン共和国杯3着→23年目黒記念1着」という戦績を振り返れば、東京芝2500mの特殊性が垣間見えます。

しかし、今年の出走馬はこの特殊条件を狙って出てきた馬が多い印象。過去にアルゼンチン共和国杯や目黒記念1~3着の経験がある馬は下記の5頭です。


アフリカンゴールド[0-0-1-2]
→19年AR共和国杯3着

ディアスティマ[0-1-0-0]
→23年目黒記念2着

ハーツイストワール[0-1-0-0]
→22年AR共和国杯2着

ヒートオンビート[1-1-1-0]
→23年目黒記念1着など

マイネルウィルトス[0-2-0-0]
→22年目黒記念2着など

このうちアフリカンゴールドは4年前の成績、ハーツイストワールは約1年の長期休養明けで強調できず。となれば東京芝2500mで走った経験は1戦のみながら、今年の目黒記念2着ディアスティマが有力候補となります。

もちろん先ほど紹介したヒートオンビートも大注目の1頭。ハンデ59キロを嫌われて人気を落とすようであれば絶好の狙い目でしょう。

馬券的にイチ押しは東京芝2500mで過去2戦して、驚異の連対率100%を誇るマイネルウィルトスです。リピーターレースにおける「近走着順などにより人気を落とし、得意条件に戻り激走」という、お約束の好走パターンに当てはまっており目が離せません!