7着に敗れた前走のキーンランドCは、追い切りに騎乗した横山武騎手が「悪くはないですけど、前回(函館スプリントS1着が良すぎましたからね」と語っていたとおり、芝とダートしか無い札幌競馬場での調整で本調子では無かったのでしょう。

この中間は2走前の函館スプリントS1着時と同じく、普段使用しているウッドコースで調整。美浦と函館では馬場状態や時計の出方が異なるため参考程度ながら、当時と遜色ない動きを披露しています。

BEFORE （2走前：函館スプリントS1着）

1週前 函館ウッド（稍重）
84.0	66.3	50.8	36.7	24.0	11.7	馬なり

AFTER （今回：スプリンターズSの中間調整）

1週前 美浦ウッド（稍重）
84.6	66.9	51.5	36.9	23.6	11.4	強め

さらに圧巻だったのが今週の最終追いです。馬なりで美浦ウッドの5ハロン自己ベストを更新する65秒6の好時計。格下の調教パートナーを約4馬身半追走すると、懸命に食い下がる僚馬を横目に持ったまま約1馬身先着しました。

ちなみに函館スプリントS1着時のレース当週は、函館ウッドの重馬場で5ハロン69秒4と平凡な時計。文字どおりG1仕様の勝負仕上げを施された今回は大変身が期待できます！

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