調教ビフォーアフター馬
◎ジャンタルマンタル
(牡2 栗東・高野厩舎)

調教師によって管理馬の調整方法は十人十色。普段から坂路中心で速い時計を出さない方針の高野厩舎も例外ではなく、今年の朝日杯フューチュリティSで1番人気予想されるジャンタルマンタルの新馬戦1着時の最終追いは、4ハロン59秒4と異質だったのをご存知でしょうか?

およそ追い切りとは呼べないタイムでも新馬戦を難なく勝ち上がり、攻めを強化したデイリー杯2歳Sを連勝。それでも最終追いは4ハロン54秒2(強め)と、稍重馬場かつ騎手と比べて体重の重い調教助手が乗っていたとはいえ平凡な時計でした。

BEFORE (前走:デイリー杯2歳S1着)
当週 栗東坂路(稍)
52.9 39.8 25.8 12.0 強め
AFTER (今回:朝日杯フューチュリティSの中間調整)
当週 栗東坂路(良)
52.9 37.9 24.0 11.8 馬なり

ところが初コンビを組む川田騎手が騎乗した今回は、持ったままの手応えで従来の自己ベストを大幅更新。傾斜がキツくなるゴール前でも脚色が鈍ることはなく、ラスト1ハロン11秒8でまとめたのは見逃せません。

この動きには高野調教師も「予定より気持ち時計は速くなりましたが、1戦ごとにパワーアップしている印象ですね」と納得の表情。厩舎サイドに速い時計を出す意思が無くても好タイムが出るほど状態が上向いており、調教の動きから3連勝でG1制覇も考えられます!

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