競馬YouTuberとして一躍名を挙げ、各媒体に引っ張りだこの佐藤ワタルが、地方&海外レースを展望。若くして人並み外れた知識量、分析力を披露する。
【南部杯】逆転まである!?隠れ盛岡適性を秘めた馬
2024/10/13(日)
マイルチャンピオンシップ南部杯
(Jpn1・ダ1600m)
10月14日 18:15発走 盛岡競馬場
出走馬&展望
初めての半周コースのマイルだった2走前のフェブラリーSを完勝。東京のダート1600mと盛岡のダート1600mは通ずるところが多く、盛岡適性は高そうだ。かしわ記念の2着は一周コースでのもの。半周コースの外目の枠なら前進が見込める。レモンポップの最終追い切りに不安があるだけに、逆転まで視野に入れたい。
昨年の南部杯を大楽勝すると、その後は少々距離が長かったチャンピオンズCも制覇。国内のマイルであれば現状ほぼ敵なしと言っていい状況ではある。最内枠から先手を取れば簡単には止まらないと思われるが、最終追い切りでバタバタだった点が気になるところ。
前走のさきたま杯は4着。ただしコース形態が合っておらず参考外に近い一戦だろう。距離を延ばす点は歓迎。どうしても自分でレースを作れない弱点はあるが、直線の長い盛岡で見直したい。
☆アラジンバローズ
前走サマーチャンピオンは600mと一気に距離を短縮し追走面が心配されたものの、一変して差し切った。今はマイル以下のほうがいい可能性がある。中央時代は東京のダート1600mアハルテケSで1.34.6というタイムを出して3着だったことがある。3着候補として名前を挙げたい。
プロフィール
佐藤ワタル - Wataru Sato
1990年山形県生まれ。アグネスフライトの日本ダービーを偶然テレビで観戦して以降、中学生、高校生、大学生と勉学に勤しむ時期を全て競馬に費やした競馬ライター。『365日競馬する』を目標に中央、地方、海外競馬の研究を重ねている。ジャンルを問わない知識は、一部関係者に『コンビニ』とまで評されている。早稲田大学競馬サークル『お馬の会』会長時代に学生競馬団体『うまカレ』を立ち上げたり、北海道の牧場などに足繁く通うなど、若手らしい行動力を武器に、今日も競馬を様々な角度から楽しみ尽くしている。現在はサラブレ、一口クラブ会報などでも執筆中。血統派で大の阪神ファン。甘党でもある。