• コックスプレート
    (G1・芝2040m)
    10月26日 15:10発走 ムーニーヴァレー競馬場

    ムーニーヴァレー競馬場

    日本馬の評価

    これが4度目の海外遠征となる。これまでの3回は香港で、オーストラリアは初めてとなるものの、少し時計の掛かる馬場のほうが得意な馬で、オーストラリアの芝はむしろ合う可能性がある。

    前走の札幌記念は出遅れも響いた。今回もスタートで躓くと怪しいが、互角のスタートなら能力は最上位。直線が短いムーニーバレーの変則コース相手だけに仕掛けどころが課題になる。

    外国馬の評価

    ◎⑥プライドオブジェニ
    連闘になる馬でローテーションは厳しいものの、オーストラリアではよくある話で問題ないと判断。軽快な逃げが持ち味の1頭で、四角形の変則コースであるムーニーバレーのコース形態は合うはず。2走前もムーニーバレーで逃げ切りを決めており、2000mも問題ない。

    ▲⑦ヴィアシスティーナ
    前走豪G1ターンブルSを勝った馬で、6歳牝馬とはいえその充実ぶりは魅力。斤量も57kg止まりと恵まれたものの、今週の最終追い切りでまさかの放馬。出否は当日の朝に決めるというのはマイナス材料だろう。直前の放馬でオーバーワークになった可能性を考慮すると中心視しづらいのが現状だ。

    ☆①ミスターブライトサイド
    先行策から安定した戦績を残す一頭で、ムーニーバレー競馬場も合う。これまで6度走って4着以下は一回だけという馬だ。今回は軽快に逃げるであろうプライドオブジェニがいる点がどうか。3走前に倒した時はフレミントンのマイルと今回とは違うコース形状で、2走前にムーニーバレーで激突した時は負けている。

    △⑧ブロードサイディング
    ここまでG1を3勝しているものの、3歳ということもあってハンデは49.5kgとだいぶ軽い。他の有力馬とは7.5kg~9.5kgも斤量差がある。これは間違いなく有利と言っていいだろう。ネックとしてはやはり距離が延びること。コックスプレートが行われるムーニーバレー競馬場は直線が短く、形状的に多少距離が長くても持ちやすい面はある。軽斤量の一発に注意。