【セントライト記念】春の悔しさを乗り越えて!アーバンシックが重賞初制覇

重賞初制覇を果たしたアーバンシック

重賞初制覇を果たしたアーバンシック


9月16日(月)、4回中山5日目11Rで第78回朝日セントライト記念(G2)(芝2200m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の2番人気・アーバンシック(牡3、美浦・武井厩舎)が道中インを辛抱強く追走すると、直線外に持ち出し鋭く伸びて優勝。勝ちタイムは2:11.6(良)。

2着には1馬身3/4差で1番人気・コスモキュランダ(牡3、美浦・加藤士厩舎)、3着には2馬身半差で3番人気・エコロヴァルツ(牡3、栗東・牧浦厩舎)が続いて入線した。

勝ったアーバンシックの祖母はランズエッジ。近親に同期のG1馬レガレイラステレンボッシュがいる良血だ。春のクラシック戦線では皐月賞4着、ダービー11着と振るわなかったが、秋の始動戦で持ち味のキレを最大限に発揮。大きな成長を披露し、大一番へ弾みをつけた。

馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム

  • アーバンシック
  • (牡3、美浦・武井厩舎)
  • 父:スワーヴリチャード
  • 母:エッジースタイル
  • 母父:ハービンジャー
  • 通算成績:6戦3勝
  • 重賞勝利:
  • 24年セントライト記念(G2)

1着 アーバンシック(ルメール騎手)
「勝ててよかったです。春はダービー11着でしたが、能力は絶対あると思っていたので自信がありました。秋になって大人になってきていると思ったし、良い競馬が出来ると思っていました。

直線も手応えがよく、いつもはじわじわ伸びてくるのですが、今日は外に出してからギアアップして良い脚を使ってくれました。距離は持つと思います。ゴールまで伸びたし、まだ良くなりそうです。菊花賞もチャンスあると思います」

1着 アーバンシック(武井亮調教師)
「なんであんな風に乗れるのかな(笑)。1枠でスタート遅れたのにも関わらず、いつのまにか勝てる位置にいました。力がある馬だと思っていましたが、競馬が上手くなくて力が出しきれていませんでした。今回はジョッキーがうまく乗ってくれて、良いパフォーマンスを引き出してくれました。

精神面にはまだ課題があって、ワガママなところがあります。ダービーの時には2歳くらい、今は2歳と3歳の間で1年遅れくらいなんですが、徐々に成長してくれています。今後も伸び代があるということだし、ゆっくりですが着実に成長しているので楽しみです。

暑さが得意でなく、今もまだ毛ヅヤがいまいちだったので、次、次の次と、もっと良いパフォーマンスを見せてくれると思います。菊花賞の距離ももつと思います。次走のプランはG1ではありますが、どのレースかはオーナーと相談、ジョッキーの予定や状態を見て決めていきたいです」

2着 コスモキュランダ(Mデムーロ騎手)
「3コーナーのタイミングで動くしかなく、結果負けてしまいましたが、強い競馬ができました。体重はあまり変わっていませんが、体はしっかりしてきたと思います」

3着 エコロヴァルツ(岩田康誠騎手)
「やりたい競馬ができ、折り合いもよくて成長を感じます。休み明けですが、次に繋がる競馬ができました」

4着 ヤマニンアドホック(津村明秀騎手)
「我慢できず行ってしまいました。体力がありますし、距離を詰めてもいいかもしれません」

5着 スティンガーグラス(武豊騎手)
「スタートは良くなかったのですが、道中リズムがよく、もっと弾けそうな馬です。先々は変わっていきそうですがまだ非力なので、パワーがつけばもっと良くなると思います」

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