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【セントライト記念】春の悔しさを乗り越えて!アーバンシックが重賞初制覇
2024/9/16(月)
重賞初制覇を果たしたアーバンシック
9月16日(月)、4回中山5日目11Rで第78回朝日セントライト記念(G2)(芝2200m)が行なわれ、C.ルメール騎手騎乗の2番人気・アーバンシック(牡3、美浦・武井厩舎)が道中インを辛抱強く追走すると、直線外に持ち出し鋭く伸びて優勝。勝ちタイムは2:11.6(良)。
2着には1馬身3/4差で1番人気・コスモキュランダ(牡3、美浦・加藤士厩舎)、3着には2馬身半差で3番人気・エコロヴァルツ(牡3、栗東・牧浦厩舎)が続いて入線した。
勝ったアーバンシックの祖母はランズエッジ。近親に同期のG1馬レガレイラやステレンボッシュがいる良血だ。春のクラシック戦線では皐月賞4着、ダービー11着と振るわなかったが、秋の始動戦で持ち味のキレを最大限に発揮。大きな成長を披露し、大一番へ弾みをつけた。
馬主は有限会社シルクレーシング、生産者は安平町のノーザンファーム。
- アーバンシック
- (牡3、美浦・武井厩舎)
- 父:スワーヴリチャード
- 母:エッジースタイル
- 母父:ハービンジャー
- 通算成績:6戦3勝
- 重賞勝利:
- 24年セントライト記念(G2)
1着 アーバンシック(ルメール騎手)
「勝ててよかったです。春はダービー11着でしたが、能力は絶対あると思っていたので自信がありました。秋になって大人になってきていると思ったし、良い競馬が出来ると思っていました。
直線も手応えがよく、いつもはじわじわ伸びてくるのですが、今日は外に出してからギアアップして良い脚を使ってくれました。距離は持つと思います。ゴールまで伸びたし、まだ良くなりそうです。菊花賞もチャンスあると思います」
1着 アーバンシック(武井亮調教師)
「なんであんな風に乗れるのかな(笑)。1枠でスタート遅れたのにも関わらず、いつのまにか勝てる位置にいました。力がある馬だと思っていましたが、競馬が上手くなくて力が出しきれていませんでした。今回はジョッキーがうまく乗ってくれて、良いパフォーマンスを引き出してくれました。
精神面にはまだ課題があって、ワガママなところがあります。ダービーの時には2歳くらい、今は2歳と3歳の間で1年遅れくらいなんですが、徐々に成長してくれています。今後も伸び代があるということだし、ゆっくりですが着実に成長しているので楽しみです。
暑さが得意でなく、今もまだ毛ヅヤがいまいちだったので、次、次の次と、もっと良いパフォーマンスを見せてくれると思います。菊花賞の距離ももつと思います。次走のプランはG1ではありますが、どのレースかはオーナーと相談、ジョッキーの予定や状態を見て決めていきたいです」
2着 コスモキュランダ(Mデムーロ騎手)
「3コーナーのタイミングで動くしかなく、結果負けてしまいましたが、強い競馬ができました。体重はあまり変わっていませんが、体はしっかりしてきたと思います」
3着 エコロヴァルツ(岩田康誠騎手)
「やりたい競馬ができ、折り合いもよくて成長を感じます。休み明けですが、次に繋がる競馬ができました」
4着 ヤマニンアドホック(津村明秀騎手)
「我慢できず行ってしまいました。体力がありますし、距離を詰めてもいいかもしれません」
5着 スティンガーグラス(武豊騎手)
「スタートは良くなかったのですが、道中リズムがよく、もっと弾けそうな馬です。先々は変わっていきそうですがまだ非力なので、パワーがつけばもっと良くなると思います」
※こちらに掲載されている情報、結果は主催者発表のものと必ずご確認・ご照合ください。
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