【ターコイズS】2頭出しの小島茂之厩舎が荒れるハンデ重賞で一発を狙う

昨年このレースで2着だったフィールシンパシー

昨年このレースで2着だったフィールシンパシー


ターコイズS
フィールシンパシー
キタウイング
小島茂之調教師

——まずはフィールシンパシーについて伺います。前走の府中牝馬ステークスは6着でした。レース内容を振り返ってください。

小島調教師(以下、小):2走前のヴィクトリアマイルではG1レベルとの力差を感じましたが、前走はG2とはいえメンバーが揃ったなかで、よく頑張ってくれたと思います。力を出し切っています。

——この中間の過ごし方を教えてください。

小:一旦放牧に出して、いつも通りレース1ヶ月くらい前に厩舎へ戻して調整を進めています。

——12/4(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

小:今回は放牧から戻ってきて、いつもと比べて気持ちがおだやか過ぎるというか競馬に向けてスイッチが入り切らない感じがあるので、ピリッとさせるために他馬を視野に入れながら終いを伸ばす形でやりました。良い動きでしたし、これから気持ちもピリッとしてくると思います。

——前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。

小:その時々で仕草や雰囲気が変わるタイプで、今回は少し穏やかな雰囲気ですが、乗り込みながらだいぶピリッとした感じで歩けるようになってきました。前走は休み明けでも良い仕上がりで臨めましたが、今回もレースが近づいてきて良い雰囲気になってきているので、前走同様に良い状態で送り出せると思っています。

——昨年のターコイズステークスは8番人気で2着でした。改めてレースを振り返っていただけますか。

小:昨年は3勝クラスでコンスタントに良い競馬をしていて、勢いに乗って参戦しましたね。ハナに行ってよく粘ってくれましたし、競馬の幅が広がる良い内容だったと思います。

——キタウイングもターコイズステークスに出走を予定しています。こちらも12/4(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。

小:キタウイングは良化途上という雰囲気で、1週前は併せ馬の相手をサポートすることに主眼を置いた調教内容でした。レースが近づけば自分で気持ちのスイッチを入れられるタイプなので、1週前の段階ではそれほどムリに負荷をかけるつもりもなかったですし、レース当該週に理想のイメージに近づけていければ、と思っています。

——2頭を送り出す厩舎として、最後に意気込みをお願いします。

小:どちらもコース実績がありますし、きちんと調整して良い状態で送り出してあげれば、結果はついてくると思っています。